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目標は「兵庫4冠」。県新人戦優勝の芦屋学園が滝川二をPK戦で破り、2冠、初の全国へ王手!

6/8(土) 6:00配信

ゲキサカ

[6.7 インターハイ兵庫県予選準決勝 芦屋学園高 1-1(PK3-0)滝川二高 アスパ五色メイングラウンド]

 芦屋学園がまた兵庫の歴史を変えるか――。令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)兵庫県予選準決勝が行われ、芦屋学園高が初の全国大会出場に王手を懸けた。芦屋学園は準決勝で滝川二高と対戦。後半35分に交代出場のFW近藤悠介(3年)のゴールで同点に追いつくと、PK戦を3-0で制した。芦屋学園は9日の決勝で初優勝を懸けて三田学園高と戦う。

 芦屋学園の許泰萬監督は「『1年の時からオマエらの年は獲るぞ』と言っていた」という。迎えた今年、指揮官が掲げた目標は初タイトル獲得ではなく、「兵庫4冠」。当初、選手たちは高い目標が本当に実現できるのか半信半疑だったようだが、それでも県新人戦では強化している個々のスピード、走力を活かしたハイプレスと充実の攻撃陣の活躍などによって初タイトルを獲得した。迎えた今大会も名門・滝川二を破って決勝進出。県2冠、初の全国大会出場に向けて前進した。

 風雨の中でスタートした試合は開始直後の4分、滝川二が先制する。左SB口石典明主将(3年)の左クロスを大外のMF片山大地(3年)が右足で合わせて1-0。芦屋学園は10分にFW前川京佑(3年)のスルーパスからMF木原仁(2年)が決定的なシュートを放ったが、前半は滝川二のペースで進んだ。

 運動量多く、相手の攻撃を遮断した滝川二は最終ラインを統率していたCB眞古大輔(2年)とフィジカル能力高いCB中谷俊介(3年)を中心に大きなピンチを作られることなく、守り続ける。そして、奪ったボールをハイサイドへ運んでCKやFKの数を増やし、右SB中島祐希(3年)が高速ドリブルで相手の守備網に穴を開けるなど、芦屋学園を突き放すチャンスも作った。だが、なかなか2点目を奪うことができない。

 一方、芦屋学園は入りの悪かった前半から後半に変化。前川は「入りは最悪なゲームで後半に自分たちで変えていかないと追加点入れられて負けてしまう。気持ち入れ替えて、ギアを上げてやれたと思います」と振り返っていたが、得意のハイプレスがハマり、相手をゴールに近づけなかった。

 そして、許監督が「どんなゲームでも力を発揮する」と評する俊足MF牧野陽太(3年)のスピードや前川のキープ力を活かした攻撃で反撃。また、9分の大型レフティー・近藤投入でその勢いを加速させる。16分にはMF足立壮駿(3年)の縦パスで近藤が左サイドを抜け出してクロス。これを前川が決定的な形で合わせた。

 試合終盤へ向けて、芦屋学園はFKの数とゴール前のシーンを増加。雨の中で滝川二にプレッシャーをかける。31分にMF藤田悠椰(2年)が狙った右足FKは滝川二GK林憲太朗(2年)に反応されたものの、後半終了直前の35分に同点に追いついた。右FK後の浮き球をCB出口昂貴(2年)らが競り勝ち、こぼれ球がゴール前の近藤の足下へ。これを上手くトラップした近藤が右足で右隅を狙うと、右ポストを叩いたボールがゴールラインを越えた。

 劇的ゴールに喜びを爆発させる芦屋学園。これで盛り上がった芦屋学園は、延長戦でも走力を発揮し、右サイドから決定的なシーンを作るなど流れを一変させた。滝川二はセカンドボールをサイドに繋げ、再びセットプレーの数を増やしていたが、芦屋学園は「ああいう展開になると、足を止めないだったり、声のところだと思うので、戦術というよりはみんなを鼓舞することを意識していました」というGK水田翔也主将(3年)の声で動きを止めずに守り抜く。

 芦屋学園は延長後半終了間際にPK戦要員のGK池野拓海(3年)を投入。迎えたPK戦で芦屋学園は近藤、藤田、前川が決めたのに対し、滝川二は1人目が枠外に外すと、2人目のシュートもクロスバーを叩いてしまう。そして、3人目のシュートもクロスバーをヒット。県新人戦でも2度勝利するなど、PK戦で勝ち切ることに自信を持っている芦屋学園が全国切符獲得まであと1勝とした。

 劇的ゴールで追いつき、勝利したが、水田は「(兵庫県内では)相手を圧倒して勝たないと全国で勝てない」と語り、「兵庫の時代は芦学と言われるように、決勝では圧倒して勝ちたい」と力を込めた。決勝では強敵・三田学園を圧倒して、兵庫を代表するチームになる。

最終更新:6/8(土) 6:00
ゲキサカ

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