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破れるか、メダルへ壁一枚=総合馬術、見据える表彰台-強化担当に聞く2020

6/9(日) 8:06配信

時事通信

 昨年米国で行われた馬術の世界選手権、総合馬術団体で日本は過去最高の4位に入った。日本馬術連盟の細野茂之総合馬術本部長は「本当にメダルがあと一歩のところまで来ている」と話す。1932年ロサンゼルス大会の障害飛越で、西竹一が金メダルを獲得して以来の表彰台へ。来夏の東京へ確かな手応えがある。

 有力選手は馬術のレベルが高い欧州に拠点を置き、個々にトレーナーの指導を受けるのが基本。日本連盟が総合的な強化に携わることは難しい。そこで採用したのがシニア・マネジャーの設置だ。

 選手やトレーナーと連絡を取り合って情報を集約し、強化の全体図を描く役割。細野氏の現役時代の指導者で、フランス代表監督の経験もあるローラン・ブスケ氏が務める。「20年以上の付き合いで、あうんの呼吸でできる。二人三脚でやっている」。大会では代表監督を兼務する細野氏とともに戦略を練り、選手へのアドバイス役も担うフランス人の相棒に、全幅の信頼を寄せる。

 馬についても、さまざまな策を講じた。2016年リオデジャネイロ五輪後、国際大会で実績のある馬を連盟で入手し、選手に提供。専属の獣医師が各選手の拠点を巡回し、馬の状態把握も欠かさない。「馬もアスリート。道具ではなくダブルスのパートナー」。馬の力が6割とも言われる競技だけに、管理には細心の注意を払う。

 「上位3カ国との間には一枚壁がある。自分たちに何が足りないか、世界選手権で分かったのではないか」。1種目目の馬場馬術で得点を伸ばす技術、3日間で3種目を完走する体力-。積み残された課題を乗り越えた先に、88年ぶりの悲願達成が待っている。 

最終更新:6/9(日) 8:14
時事通信

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