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レズビアンバーでトランス女性の入場拒否→謝罪 LGBT当事者間の差別めぐる議論広がる

6/9(日) 16:12配信

BuzzFeed Japan

ゲイバーなどが集まり、LGBTの街として知られる東京・新宿2丁目。そこで長年開かれている老舗レズビアンバー「Gold Finger」の月1回の女性限定イベントで今春、トランスジェンダー女性が入場を拒否された。

差別ではないか、と批判が広がり、店は6月8日に声明を発表。謝罪をするとともに今後は「トランスジェンダー女性の入場を断らない」と明記した。

セクシュアル・マイノリティへの偏見や差別をなくそうという運動が広がる中で「当事者間での差別」と注目が集まった今回の問題。何があったのか。【冨田すみれ子/ BuzzFeed Japan】

トランスジェンダー女性が「シスジェンダーのみ」と拒否された

発端は今年4月、トランスジェンダー女性のエリン・マクレディさんが入場を拒否されたことだった。

この店のWebページには「レズビアン&バイ女性が安心して楽しめるLGBTQミックスバー」との説明がある。しかし今回、店が主催する月に1回の女性限定イベントで、マクレディさんの入場を断り「店のポリシー」と説明した。

マクレディさんはその日、このイベントでDJをする友人に招待されていた。

「女性限定イベントで自分がトランス女性だから入れないかもという思いはあったんですが、IDには『女性』という表記もあるし大丈夫だと思ったんです」

マクレディさんは母国アメリカで性別を変更しており、パスポートや日本に住む外国人の身分を証明する在留カードの表記は「女性」だ。ホルモン投与も受けている。

批判を広げたのは、GOLD FINGERのその後の対応だ。入場拒否後、店はTwitterでこのイベントへの入場資格を以下のように発表した。

「WOMEN (cisgender) ONLY: 過去の事例と日本での状況を踏まえ、弊イベントにご入場頂けるのはシスジェンダーの方(生まれも性自認も女性)とさせて頂いております」

シスジェンダーとはトランスジェンダーの対義語で、生まれたときに診断された性別と自分の性自認が一致していることを意味する。つまり、事実上、トランスジェンダーの入場拒否を意味する。

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最終更新:6/9(日) 16:12
BuzzFeed Japan

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