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巨人・坂本を変えた2014年オフの出来事

6/9(日) 7:04配信

ニッポン放送

話題のアスリートの隠された物語を探る「スポーツアナザーストーリー」。今回は、6月1日・2日の中日戦で、2日続けて殊勲打を放った巨人軍主将・坂本勇人選手のエピソードを取り上げる。

「(ロメロは)ストレートがリーグでもすごく速い部類の投手。真っすぐ中心で来ると思っていたので、仕留められてよかったです」

6月2日の中日戦。1点を先制され、迎えた3回一死、2番・坂本は、フルカウントから、中日先発・ロメロの外寄りに来た148キロ真っ直ぐをとらえ、右翼席に同点18号ソロ。

「狙い球を絞り、逆方向にコンパクトに振り抜けました」

さらに同点の5回、無死一塁から、内角低めに来た146キロの真っ直ぐを左翼席へ運び、勝ち越しの19号2ラン。

「インサイドの球にうまく反応できました」

左右に打ち分ける2打席連続アーチで、この日の全打点を叩き出し、チームを勝利に導いた坂本。特に2本目の19号は、ロメロにしてみれば決して失投ではなかっただけに、打たれた直後、思わず両手を上げ「何で?」というポーズを取ったほどです。

「自分でもビックリするぐらいホームランが出ているので、素直にうれしいです」

坂本のバッティングは、常に進化しています。昨季は自己最高の打率.345をマークして、初の首位打者に。普通なら「フォームが完成した」と満足しそうなところですが、貪欲に上を目指すのが、いまの坂本です。

打率を求めるあまり、バッティングが小さくなりすぎてはいけないと、左足の上げ方を大きめに改良。また、打席ごとにタイミングの取り方をこまめに変えているのです。

実はこの日も、第1打席はライトフライに打ち取られましたが、左足の上げ幅や、上げる際のステップを1球ごとに変え、なかなかタイミングが合わなかったロメロをみごと攻略。

1試合2本の本塁打を放ったのは、今季3度目。51試合目ですでに昨季の18本を上回るハイペース。2位の広島・鈴木らに4本差をつけて独走態勢に入っており、このペースで行くと、シーズン53本打つ計算になります。球団記録である王貞治さんの金字塔、シーズン55本の更新も夢ではないかもしれません。

また、打率.340はリーグ3位、打点41は、広島・鈴木、ヤクルト・村上と並びトップタイ。“令和初の三冠王”も狙える数字です。原監督も、坂本の打撃を絶賛。

「本当にレベルの高いところで、彼は自分のなかで戦っている感じがしますね」

こういったバッティングへの飽くなき追求もそうですが、ここ数年、坂本は野球に対してかなり貪欲になっています。前回就任時、原監督は「坂本は“平熱野球”」と嘆いたことがありました。

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最終更新:6/9(日) 7:04
ニッポン放送

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