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「参入したら決して逃げない」――エンジニアの誇りを持ち続けるCEOのこだわり

6/10(月) 7:00配信

@IT

 世界で活躍するエンジニアの先輩たちにお話を伺う「GoGlobal!」シリーズ。前回に引き続き「Lakeside Software」の創業者兼最高経営責任者(CEO)、Michael Schumacher(マイケル・シューマッハ)氏にお話を伺う。シューマッハ氏が考える「エンジニアリングで大切なもの」とは何なのか。

阿部川“Go”久広

厳しく、理にかなった顧客の要求に鍛えられた

 Lakeside Softwareの名前の通り、湖の対岸にオフィスを借りて業務を始めたシューマッハ氏。皆が悩んでいる課題を解決するため、そしてより便利にするため、とにかくソフトウェアを販売したという。最初の顧客となったGM(ゼネラルモーターズ)からはさまざまなことを学んだと同氏は語る。

シューマッハ氏 GMの要求は大変厳しいものでしたが、どれも非常に理にかなったものでした。われわれは多くのことを学べたと思います。VMwareが仮想化のテクノロジーを発表したのもこのころです。「リソースシェアという大きな問題がこれで解決できる」と感動したことを覚えています。ただ、それから10年たつ今も容量の問題はついてまわります。私は従業員に「この業界で22年間仕事をしているが、いまだに最初のころと同じ問題と格闘している」と話しています(笑)。



 その後Lakeside Softwareは2012年のロンドンオフィスの開設を皮切りに、グローバル展開を開始。当時、ヨーロッパにも顧客がいたが米国とそれ以外の地域ではビジネスの質は全く違うため「とにかく現地に信用できるスタッフがいなければ、どうにもならない」と拠点展開は慎重に行ったという。

東京にオフィスを設立するために必要だった3つの取り組み

阿部川“Go”久広(以降、阿部川) 東京にオフィスを設立するか、長い期間悩まれたと聞いています。

シューマッハ氏 理由は3つあります。1つ目はローカライゼーション(地域最適化)です。これが十分でないとサービスが展開できないと考えていました。当社の製品はITエンジニアが顧客ですから、日本のエンジニアとスムーズにコミュニケーションが取れなくてはなりません。翻訳も簡単ではありませんし、1回解決すればそれで終わり、といった種類の問題でもありません。継続して対処できるような方法が必要になります。

 2つ目はチームです。私が経験から学んだ、どの地域においても最も大切なことは「最初のコアチームを作ること」です。最初に3人の「ビジネスの核となる優秀なチーム」を作ることができれば、成功は間違いありません。逆にこれができないと失敗します。

 3つ目は、日本市場は、世界の他の地域に比べて、非常に要求度合いが高いということです。日本の顧客は、全ての面において「サービスが卓越していること、そしてそれを実現するための努力」を求めます。私たちが扱っているようなソフトウェアは、非常に頻繁に製品の機能が変わりますから、ある一定の品質への保証や、エンジニアリングに対するサポート、カスタマーサポートなどについて、顧客の信頼を得るには時間がかかります。

 この3つを全て同時に満たさないと、日本市場では成功できない。幸いなことに当社はこの3つともしっかりそろったので日本オフィスをオープンしました。

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最終更新:6/10(月) 7:00
@IT

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