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メジャーSQ接近!「魔の水曜日」を乗り切れるか

6/10(月) 6:32配信

MONEY PLUS

米中貿易摩擦の深刻化・長期化など、影響度を読みづらい懸念要因がマーケットを覆う中、6月14日には令和最初の「メジャーSQ(特別清算指数)」が到来します。

【データで確認】過去のメジャーSQの値動きは?

1988年9月に取引がスタートした日経225先物・TOPIX先物は、その4ヵ月後に始まった平成時代に飛躍的に成長し、現物市場の価格形成にも多大な影響を及ぼしました。オプション取引等を含めた派生商品(デリバティブ)の拡大基調も続き、重要度は一段と高まっていくものと思われます。

今回は、もともと荒れやすいとされるメジャーSQを今週、無事乗り切れるのか?という観点から、いくつか情報を整理しておきたいと思います。

メジャーSQと魔の水曜日

SQとは「Special Quotation」の略で、株価指数先物取引や指数オプション取引を最終決済期日で決済するための清算値段である「特別清算指数」を指します。商品毎の各限月最終取引日の翌日がSQ算出日となり、日経225先物(ラージ)は3月、6月、9月、12月の「第2金曜日」と決められています。

限月が毎月設定されている指数オプション取引や日経225miniも「第2金曜日」がSQ算出日となっています。これらが重なる3、6、9、12月のSQを取引量の増大可能性も含め「メジャーSQ」、それ以外を「ミニSQ」や「マイナーSQ」と呼んでいます。

最終取引日前に建玉を反対売買しない限り、当該取引はSQ値で決済されることになりますが、SQは日経平均などの対象指数の構成銘柄の始値から算出されることが重要な特徴です。SQ日の寄り付きであれば、先物価格(清算値)と一致する現物インデックスの取引が可能なため、先物と現物の「裁定取引」を理論上、無リスクで決済できる唯一のタイミングということになります。

もちろん現実の先物市場、デリバティブ取引はもっと複雑です。オプションを組み合わせた裁定取引もありますし、長期投資家のヘッジ取引や、最近は派生商品系のETFの大量売買も影響が無視できない規模になっています。

このため、商いが集中しやすいSQを狙った現物取引に翻弄されるケースもありえますし、現物のみを取引する投資家層にとっても、少なくとも短期波乱を引き起こしやすいとして、十分に意識されるタイミングかもしれません。

そんなわけで、様々な思惑や売買がより生じやすい「メジャーSQ」はとくに事前の警戒を呼びます。とくに日経平均は指数算出上、少数の値がさ株の影響が大きく、かつ対象銘柄も少なく操作しやすいという特殊性から、短期投資家の参入や思惑が発生しやすい面もあります。

「SQ週は荒れやすい」「魔の水曜日」「幻のSQ」という、近年意識されているいわばアノマリー(市場の癖)は、多分に心理的要因によるところが大きいと見られますが、実態が不鮮明なだけに今後も市場波乱を引き起こす要因となりえます。

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最終更新:6/10(月) 6:32
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