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メジャーSQ接近!「魔の水曜日」を乗り切れるか

6/10(月) 6:32配信

MONEY PLUS

過度の警戒は不要

今回見てみたアノマリーは平成時代に醸成されたものです。平成は「失われた20年」と言われるようにバブル崩壊の後遺症に悩まされ、日本株独り負け時代が大半を占めるので、心理的にも波乱警戒が優勢だった時代の結果ということもありえます。

実際にデータを確認しても、先物に代表されるデリバティブの影響は短期にとどまるケースも多く、経済や市場の安定度がそもそも高ければ、波乱は和らげられる可能性が高まります。

本来、証券価格は裏付けとなる企業価値、業績動向、成長性などのファンダメンタルズに規定されると考えれば、短期的な需給要因を気にし過ぎるのも賢明とは言えないでしょう。おそらく先物等の派生商品の市場拡大は今後も続くと思われますが、過度な警戒は不要と考えたいところです。

最後に足元の状況も確認しておきましょう。現在、現物買いの残高から売り残高を引いたネット買残は過去最低水準に落ち込んでいます。

裁定解消に伴う現物売りが短期波乱の要因になることも多いですが、その懸念は相当に縮小しています。その意味で今回SQも大きな波乱とはなりづらいと言えますし、過去の相場大底圏に匹敵する状況から、経験則上は底入れ間近と考えることもできそうです。

林卓郎(岩井コスモ証券 投資調査部)

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最終更新:6/10(月) 6:32
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