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アニメ主題歌を最も務めているロック系アーティスト1位は? FLOWとUVERworldは2位に

6/11(火) 17:30配信

エキサイトミュージック

アニメ映画の公開が続いている。米津玄師の主題歌で話題となった『海獣の子供』、Superflyが主題歌の『プロメア』のほか、7月にはRADWIMPSが音楽監督を務める『天気の子』が公開予定となっている。

どれも音楽ファンから支持されるアーティストが主題歌を務めているが、アニメの主題歌やオープニング・エンディングをロック系のアーティストが務めることは珍しくない。場合によってはそのアーティストの代表曲が生まれたり、海外で人気になったりすることもあり、音楽ファンからすると「その曲が知られてるんだ?!」「このアーティストはいつの間にこんなに人気に?!」という現象もよく起きる。

つまり、それだけアニメの影響は強いということなのだが、実際、ロック系アーティストはどれくらいアニメの主題歌を務めているものなのだろうか? 

音楽を数字で見ていく本連載、今回は「人気のアニソンを歌っているロック系アーティストランキング」を見ていきたい。

人気のアニメソング、ロック系の曲は何%?
ランキングを見る前に、人気アニソンのうちロック系アーティストが占める割合を見てみよう。

今回の調査対象はカラオケの鉄人が出している2019年5月16日版「アニソン月間カラオケランキング」を参考に調査した。ちなみにこちらのランキング、結果そのものも大変面白いのだが、それ以上になぜか「5000位」まで出してくれていることが今回最大の衝撃だったと言っても過言ではない。

というわけで、こちらのTOP5000の中に楽曲が5曲以上ランクインしているアーティスト149組を、普段の活動と音楽ジャンルをもとに分類した結果がこちらである。

アニメソング歌手・声優系 76.5%
ロックバンド系 14.8%
ポップス・アイドルほか 8.7%

結果を見るとアニメソング歌手・声優系のアーティストが圧倒的に多いようだ(そもそもアニメの主題歌について調べているので当たり前な気がしないでもない)。

今回はWikipediaを参考に音楽ジャンルを分類しており、アニメ系かロック系か意見が分かれそうなアーティストについては「疑わしきはすべてロック系アーティスト」という基準で分けている。ところが、ロック系アーティストの基準をやや広くしても、ロック系アーティストの割合はあまり高くはないようで、全体の4分の3ほどがアニメソング歌手による楽曲のようである。

人気アニソンが多いロック系アーティスト、上位5組は?
ではそんな狭き門の中、アニメの主題歌を多く務めているロック系アーティストは誰なのだろうか? ランキング結果を見てみよう。

1位
T.M.Revolution 機動戦士ガンダムSEED『INVOKE―インヴォーク―』など
(ランクイン曲数:17曲)

2位
FLOW NARUTO -ナルト-『GO!!!』など
UVERworld 約束のネバーランド『Touch off』など
(ランクイン曲数:15曲)

3位
UNISON SQUARE GARDEN 血界戦線『シュガーソングとビターステップ』など
(ランクイン曲数:11曲)

4位
L'Arc~en~Ciel 鋼の錬金術師『READY STEADY GO』など
(ランクイン曲数:10曲)

5位
SPYAIR 銀魂『サムライハート(Some Like It Hot!!)』など
(ランクイン曲数:9曲)

1位は高い歌唱力と圧倒的なキャラの濃さで人気を誇るT.M.Revolution。Twitterでも驚異的な人気を誇る彼だが、カラオケでは『機動戦士ガンダムSEED』の「INVOKE―インヴォーク―」などがよく歌われていたほか、水樹奈々とのコラボ曲「革命デュアリズム」なども人気のようである。

2位には『NARUTO -ナルト-』のオープニングなどで知られるFLOWと、新旧問わず多くのアニメタイアップを務めるUVERworld。このあたりのアーティストはアニメファンとロックファンが一緒にカラオケに行ったときに漂ってしまう、あの微妙な緊張感をほぐしてくれる大変貴重なアーティストだといえよう。

また、ロックバンドとしての強い人気を誇りながら、深夜アニメのタイアップ曲でその才能をより開花させたUNISON SQUARE GARDENが3位にランクイン。『TIGER&BUNNY』オープニング曲の「オリオンをなぞる」以降の快進撃には「ついにUSGが……!」と涙腺を熱くしたロックファンもきっと多かったはずである。

人気のアニソンを歌っているロック系アーティスト、6位以下は?
6位以下のランキングがこちらである。

6位
ASIAN KUNG-FU GENERATION、BUMP OF CHICKEN、GLAY、シド、スキマスイッチ
(ランクイン曲数:8曲)

7位
B’z、Janne Da Arc、the pillows、NICO Touches the Walls、ポルノグラフィティ
(ランクイン:7曲)

8位
Do As Infinity、TM NETWORK、やくしまる えつこ、ラックライフ、平沢進
(ランクイン:6曲)

9位
abingdon boys school、SCANDAL、Galileo Galilei、KANA-BOON、さユり
(ランクイン:5曲)

10位
Base Ball Bear、BLUE ENCOUNT、BREAKERZ、DOES、Gackt、Fear, and Loathing in Las Vegas、ORANGE RANGE、PENGUIN RESEARCH、MAN WITH A MISSION、NIGHTMARE、WANDS、スガシカオ、ステレオポニー、マキシマム ザ ホルモン、高橋優、岡崎体育
(ランクイン:4曲)

「NARUTO」の主題歌を務めたアジカン・KANA-BOONや「銀魂」のオープニング曲でスマッシュヒットを記録したDOES・Base Ball Bearなど、ロックファンとしては見ればみるほど「なるほど……」という気持ちにさせられるこちらのランキング。

よく見ると、アニメ『フリクリ』で大量の曲が使われ海外でも認知を得たthe pillowsや、『けいおん!』の登場人物の名前の由来になっている(と言われている)元P-MODELの平沢進など、実はアニメとのゆかりが深いアーティストもきちんとランクインしているのが面白い。

活動歴が長めのアーティストが並んでいるなか「ポケットモンスター サン&ムーン」の主題歌を務めた岡崎体育や、「ReLife」オープニングを務めたPENGUIN REARCH、「クズの本懐」「ゴールデンカムイ」等とタイアップをしているさユりなどは、比較的活動歴が短いもののランクインを果たしている。若手アニソンロック系アーティスト期待の星として、ぜひ今後もロックファンとアニメファンの橋渡しになって欲しい限りである。

今回の調査はここまでだ。「人気のアニソンを歌っているロック系アーティストは誰なのか」を掘り下げてみた調査だったが、結果として「ロックファンとアニメファンの落としどころ」を探ったリストにもなっているような気がするので(?)、ぜひ異なる趣味の人とカラオケやライブに行く時の参考にしてもらえれば幸いである。

■まいしろ
社会の荒波から逃げ回ってる意識低めのエンタメ系マーケターです。音楽の分析記事・エンタメ業界のことをよく書きます。

maishilo

最終更新:6/12(水) 10:15
エキサイトミュージック

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