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高級食パンでも…またもや空白県の秋田 「乃が美」46都道府県目がまさかの東京 県内出店は?社長を直撃

6/18(火) 7:00配信

withnews

松屋やサイゼリヤといった全国どこにでもあるような気がするチェーン店の「空白県」となっている東北・秋田。6年前に創業したにもかかわらず、ほぼ全国に店舗を広げている食パンの専門店「乃が美(のがみ)」は、「高級『生』食パン」を商標登録するなど高価格帯の食パンブームの先駆者的な存在ですが、この店も全国で唯一、秋田に店舗がありません。またもや物流が原因なのか、その理由を探りました。(朝日新聞秋田総局・神野勇人)

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きっかけは「ファン」の願い

今年4月、withnews編集部に1本の取材リクエストが届きました。

「乃が美が1年ほど前に求人を出していたので、てっきり秋田にできると喜んだのもつかの間、いまだないまま……」。ファンと思われる方からの、切実なお願いでした。

乃が美は、秋田を除いた46都道府県に計131店舗(6月3日時点)を展開し、1日に約5万5千本のパンを売り上げているそうです。根強い人気ぶりに驚きました。これまで高級食パンを食べたことのなかった記者は、電車の乗り換えなしで行ける秋田のお隣・青森にある店へ向かいました。

JR青森駅から車で15分のところに、2017年10月にオープンした「はなれ青森店」があります。店の周りには、パンを焼く良い香りが。家賃が高い場所にある販売店を除く各店舗では必ず工場を併設し、セントラルキッチンは持たない。それが、乃が美のこだわりだそうです。

紙袋入りで800円超え

白を基調としたシンプルなデザインの店内には、トレーやトングといった「パン屋」らしい道具はありません。棚にはレギュラー(2斤・税込み864円)、ハーフ(1斤・432円)の食パンが1個ずつと、オリジナルのジャムの瓶が並ぶだけ。

実はレジの後ろに、高級感のある白い紙袋に入った販売用のパンが用意されています。

「パンを焼く作業は、開店中もずっと続きます」と店長の坂本裕美さん(35)。多いときには50人ほどが開店前に並ぶ盛況ぶりで、二つの販売店分も合わせて、1日平均約900本のパンを焼きます。

近隣住民から、本州の最北端の下北半島に住む人まで、人気は幅広いと言います。常連の青森市の女性(59)は「何もつけなくても甘くておいしいの」と満足げ。テレビ番組がきっかけで、初めて乃が美のパンを買うという青森市の女性(35)は「耳までふわふわという食感が気になった」と話します。この日は平日にもかかわらず、開店30分で100本のパンが売れました。

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最終更新:6/18(火) 11:21
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