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猫と警備員の攻防、「ゴッちゃん」が引退 名物猫が去って警備員の思いは… 跡継ぎ?今度はキジトラが来館

6/12(水) 7:00配信

withnews

 美術館に入ろうとする猫と、防ごうとする警備員のやりとりで話題になった尾道市立美術館(広島県)。2匹いた名物猫のうちの1匹「ゴッちゃん」が、飼い猫として新たな生活を送っていることがわかりました。その後の美術館の様子について話を聞きました。

【画像】攻防戦の続きはこちら。フェイント、死んだふり、マットに爪を立てて抵抗…名場面を写真特集で紹介

ゴッちゃんとケンちゃん

 尾道市立美術館が最初に話題になったのは2017年3月。

 近くのレストランで飼われている黒猫「ケンちゃん」が、開催中だった「猫まみれ展」の会場に入ろうとして警備員に阻止される様子がツイッターで紹介され、注目を集めました。

 それから約1年半後の2018年10月。今度は茶トラの「ゴッちゃん」が入ろうとして同じ警備員に抱きかかえられ、優しく外に出される姿が話題になりました。

 「玄関付近はケンちゃんのテリトリーなので、入ろうとするのはケンちゃんがほとんど。このときのゴッちゃんは珍しい姿だったんですよ」

 そう話すのは、撮影やツイッターを担当した美術館のスタッフです。

最初は警戒していたけど

 4年ぐらい前から美術館周辺に姿を見せるようになったゴッちゃん。

 最初のうちは定期的に世話をしている人がいたものの、次第に姿を見かけなくなり「地域猫なのかな」と思っていたそうです。

 ケンちゃんが玄関付近をテリトリーにしているのに対して、ゴッちゃんは事務所近くを自分の縄張りに。

 最初のうちは、顔を合わせると威嚇するようなしぐさを見せていた2匹でしたが、次第に打ち解けていったそうです。

 ツイッターで紹介されて話題になるとテレビ取材も相次ぎ、海外でも取り上げられるほど2匹は有名になりました。

別れを惜しむかのように

 そんなゴッちゃんには数年前から「里親として我が家に迎え入れたい」という相談が寄せられていました。

 話題になってからも飼い主として名乗り出る人はおらず、ここで地域猫として暮らすよりも幸せになれるのではないか? そうして飼い猫として暮らすことが決まりました。

 美術館周辺で過ごした最後の日が5月18日。その2日前、美術館スタッフがケンちゃんと一緒にいるところを見つけて動画を撮影し、ツイッターに投稿しています。

 タイトルは「また会おうニャ~」。階段の上にいるゴッちゃんのところに、ケンちゃんが近づいてきて「ニャー」と鳴きながら、顔を近づける様子が映っています。

 「2日後のことなんて分かってないはずなのに、なんだか別れを惜しんでいるように見えてしまいました」

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最終更新:6/12(水) 11:44
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