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深度100mの「海中旅行」プロジェクトが本格始動、JTBとANAセールも参画、手頃な価格で2021年の開始へ

6/11(火) 12:31配信

トラベルボイス

海中旅行の実現を目指すオーシャンスパイラルは、総額約12億円に及ぶ事業内容を発表した。これは、母船となるカタマラン船とアクリル製の潜水球体装置を組み合わせた「海中バルーン(Sea Balloon)」で手頃な値段で誰でも気軽に楽しめる海中旅行を提供するプロジェクト。オーシャンスパイラルは2016年11月に設立され、これまで事業の実現可能性の検証を行ってきた。事業の実現と拡大に向けてJTBおよびANAセールスを含めたパートナー企業と「チーム・オーシャン」も立ち上げた。今後、海中バルーン初号機の導入地域とオーナーシップを決定した後、2021年4月のサービス開始を目指す。

オーシャンスパイラル社長の米澤徹哉氏は記者会見で、海中バルーンを「海上と海中を同時に楽しめる世界初の乗り物」と紹介。旅行者の価値は、モノやコトからオリジナリティや体感を求める経験にシフトしているとしたうえで、「従来の海洋アクティビティの延長として、海中には膨大なマーケットが広がっている」との認識を示し、海中バルーンによる新しい旅行マーケットの創造に意欲を示した。海中バルーンの設置場所については、日本をはじめ世界のダイビングスポットで展開していく考えだ。

海中バルーンはアメリカのトリントン・サブマリーンズが設計製造。サブマーシブル(潜水装置)では世界トップのメーカーでこれまでに数々の海中資源探査やNHKのドキュメンター番組でも使用されてきた。同社アドバイザーのマイケル・ヘイレイ氏は「安全性とアクリル球体の透明性が最大の特徴」と話し、自社の技術に自信を示した。潜水装置の大きさは、球体内径2.5m、高さ1.87m、床部面積3.68平方メートル。最大乗員数は5名で、最大100mの深さまで潜水することが可能。ヘイレイ氏によると、不測の事態でも4日間は球体の中で過ごせる装備を整えているという。

海中バルーンの開発製造では、現在テクニカル設計Aが完了し、CADデータを元に2Dから3Dの模型化を実現。今回、1/30の模型が初公開された。今後はテクニカル設計Bとして最終工程となる図面設計を行った後、今年9月から製造を開始。12月の初号機完成を目指す。

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最終更新:6/11(火) 12:31
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