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パンプスだけじゃないブラック社則。「NGメイク例は女性タレント」「爪は1ミリ以下」「黒染め強制」

6/11(火) 17:22配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

職場でハイヒールやパンプスを強制されることへの異議を唱える「#KuToo 」。

Business Insider Japan 編集部が行ったアンケートでは、回答者205人中、6割を超える140人が「職場や就活などでハイヒール・パンプスを強制された、もしくは強制されているのを見たことがある」と回答。さらに靴だけでなく、メイク、髪の色、メガネなど服装や外見に関する細かな規定を設ける会社もあると前回記事で報じた。

【全画像】パンプスだけじゃないブラック社則。「NGメイク例は女性タレント」「爪は1ミリ以下」「黒染め強制」

社会人から就活生まで、服装の規定があることで、職業選択の幅を狭められている人がいる。その実態を報告する。

「営業成績上げたいなら、絶対にピンヒール」

東京都内でコンサルティング事業などを扱う会社に、新卒で入社したAさん(23)。Aさんが内定式のときに手渡されたのは、数ページにわたって服装など就業時の身だしなみについての社内規定が書かれた小冊子だ。

女性の靴はヒールのあるパンプス、ストッキングも必ず着用することが書かれていたという。合わせて掲載されていた写真は、黒いヒールのパンプスだった。

「営業成績を上げたいなら、絶対にピンヒールを履かないとダメ」

入社後の研修期間中、靴の指定について女性の先輩社員にAさんが尋ねると、そんな答えが返ってきた。ピンヒールはハイヒールの中でもヒールの細いもの。これは先輩女性社員が上司から言われ続けたことだという。

NGメイクの例として女性タレントの写真

研修では「1人1日30社」「自分で立てた企画を持って飛び込み営業」などノルマが課された。

Aさんは小冊子に掲載されていた写真にならい、3~4センチのヒールの黒いパンプスを履いてのぞんだが、1日3万歩歩くこともあり、かかとや足首から出血。同期の女性たちも同じように靴ずれし、皆で絆創膏をシェアしながら対処していたという。

一方、男性社員に指定されていたのは革靴。同期の男性から「会社と会社の間を走って移動して時間を短縮している」という話を聞き、「革靴なら走れるんだ」と驚いたそうだ。

他にも小冊子にあった外見の規定には、髪の色(色見本に番号がふられ、◯番以上の明るさはNGというような記載)、男女ともにスーツの着用、特に「目上の人」がいる場合はジャケット必須で、暑くてどうしても脱ぎたいときはその人から許可を取るように義務づけられていた。

女性はメイクをするのは当たり前で、「OKメイク」としてブラウン系のいわゆるナチュラルなメイクを施した女性の写真、そして「NGメイク」の例として、いわゆる「原宿系のメイクの」女性タレントの写真まで掲載されていたという。

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最終更新:6/14(金) 12:39
BUSINESS INSIDER JAPAN

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