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シリコンウエハー市場が軟調、長期契約割合が業績左右

6/11(火) 20:20配信

LIMO

 メモリーをはじめとする半導体メーカーの生産調整に伴い、300mmウエハーも年明け以降、本格的な調整局面に入っている。下期以降、デバイス市場の需要回復により、ウエハー市況も徐々に持ち直すと見られているが、2019年の需給バランス全体を見渡せば、供給量が需要を上回る供給過多の状況が続く見通し。一方で、ウエハー供給各社の業績は、顧客企業との間で結ぶ長期供給契約(LTA)の割合が事業全体でどの程度を占めるのかによって、今後大きく左右されることになりそうだ。

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足元は調整局面入り

 SEMIが19年4月に発表した19年1~3月期のシリコンウエハー出荷面積は、前四半期比0.7%減の32.33億平方インチとなり、4四半期ぶりのマイナス成長となった。シリコンウエハーの出荷面積は16年初頭を起点にプラス成長を続けているが、足元では需要が一部低下しており、調整局面に入ったとの見方がなされている。

 ウエハー需要の減少に大きく影響しているのが、メモリー各社の減産だ。需給バランス悪化に伴う価格下落を受けて、18年下期以降、主要各社は続々と減産・生産調整を打ち出しており、公表ベースでウエスタンデジタル(NAND)、マイクロン(NAND/DRAM)がすでに生産能力の削減、減産を実施。サムスンやSKハイニックスもラインの最適化などを通じて、生産調整を行っているもようだ。

ウエハー供給各社は相次いで増産投資

 一方でウエハー各社は、16~17年の好況期に顧客要請に基づき増産投資の意思決定を相次いで行っており、18~19年の業界全体の300mm供給能力は大きく増えている。信越化学工業は18年度に半導体シリコン部門への設備投資として前年度比35%増の693億円を実施。300mmの月産能力を18年末までに30万枚程度増やしたと見られ、19年度も同部門への投資金額は前年度比で増額する見通しだ。

 SUMCOも17年に月11万枚の増産投資を発表しており、19年上期中に生産寄与する見通しであるほか、台湾グローバル・ウェハーズも韓国での新工場建設を決定。月産15万枚の生産能力を有し、19年7~9月期からのサンプル出荷、20年からの量産開始を予定する。

 独シルトロニックの19年設備投資は3.5億ユーロを計画しており、高水準投資を継続する。月7万枚分のブラウンフィールド投資に加え、シンガポールで結晶引き上げ工程の新ラインを建設する。

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最終更新:6/11(火) 20:45
LIMO

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