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(朝鮮日報日本語版) 華為排除:高まる不確実性、事業計画を練り直すサムスン・SKハイニックス

6/11(火) 9:09配信

朝鮮日報日本語版

 「こんな状況では事業計画は意味がない。あす米中間で何が起きるかわからないのに政府は『見守ろう』としか言わない。さまざまなシナリオを前に戦々恐々としている」

【図】サムスン電子-SKハイニックスの華為への売り上げ

 韓国の半導体メーカー幹部は「米国と手を結ぼうとしても、巨額の売り上げがある中国市場があり、中国に付こうとしても、米国による圧力には持ちこたえられない」とした上で、「身動きが取れない進退両難に加え、助けてくれる人もいない孤立無援という二重苦の状態だ」と漏らした。

 米中貿易戦争と米国の華為(ファーウェイ)に対する制裁によって引き起こされた「テクノロジー新冷戦」で、中国への依存度が高い韓国のIT企業の事業は不確実性が高まっている。サムスン電子とSKハイニックスはそれぞれ売り上げの18%、39%を中国市場で上げている。うち最大顧客は華為だ。韓国通信業者の元最高経営責任者(CEO)は「米中が激突し、世界市場が揺らぐ中、企業にあらゆる判断と責任を押し付けるというのは政府の職務怠慢だ。こうした状況が長期化すれば、企業の投資など重要な経営課題でチャンスを逃し、自ら沈没しかねない」と警告した。

■サムスン・ハイニックスが事業計画練り直し

 不確実性の高まりで大きな打撃を受けるのは半導体だ。サムスン電子とSKハイニックスは米国の華為制裁が先月から本格化すると、昨年作成した今年の事業計画を事実所白紙撤回した。そして、市場変化にリアルタイムに対応する態勢へと転換した。両者は昨年、華為からそれぞれ8兆ウォン(約7300億円)、5兆ウォンの売り上げがあったと推定される。売上高全体に占める割合はサムスン電子で3%、SKハイニックスで12%に達する。

 サムスン電子とSKハイニックスは当初、メモリー半導体の市況が今年上半期に底入れし、下半期からは上昇カーブを描くと予想していた。しかし、台湾の市場調査会社、DRAMエクスチェンジは6日、緊急リポートを出し、「華為のスマートフォン、サーバーの販売量減少で半導体価格の下落が予想よりも大幅なものになり、長期化する」とし、「DRAM価格は7-9月に15%、10-12月に10%の一段安になる」と予想した。半導体市場の見通しが徐々に悲観的に変化していると言える。

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最終更新:6/11(火) 9:50
朝鮮日報日本語版

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