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離島・蘭嶼を舞台にした台湾映画、シアトル国際映画祭で審査員特別賞

6/12(水) 19:46配信

中央社フォーカス台湾

(台北 12日 中央社)米シアトルで先日開催された第45回シアトル国際映画祭で、台湾原住民(先住民)タオ族の子供たちの成長を描いた台湾映画「海だけが知っている」(只有大海知道)が新人監督部門で審査員特別賞を受賞した。文化部(文化省)によると、授賞式では、カメラを通じて台湾の先住民の物語を発掘することに対するツイ・ヨンフイ(崔永徽)監督の努力が審査員から称賛されたという。

同作は東部の離島・蘭嶼の小学校の子どもたちが、新任教師と共に先住民児童伝統舞踊コンクールへの出場を目指して奮闘する物語。実話を基にしており、主演の教師を除く全ての役は島内に暮らすタオ族の人々が演じている。これまでドキュメンタリーを手掛けてきたツイ監督にとっては初の長編フィクション作品となった。

同映画祭には主要キャストの一人で子役のジョン・ジアジュン(鍾家駿)さんらが参加し、上映後の座談会に出席した。文化部によると、座談会で現地の観客は、作品中の蘭嶼の風景や先住民の伝統文化、母語の保存、都市との格差、子育ての問題について関心を寄せていたという。

先月16日から今月9日まで開かれた同映画祭では、台湾から「海だけ~」のほか、ホー・ウェイティン(何蔚庭)監督の「幸福城市」、イン・リャン(応亮)監督の香港・台湾合作映画「自由行」、台湾のギャングを題材にした「角頭2:王者再起」の計4作品が上映された。

(洪健倫/編集:名切千絵)

最終更新:6/12(水) 19:46
中央社フォーカス台湾

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