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子供の安全確保、静岡県が31項目の緊急対策 6月補正案で2億5000万円

6/13(木) 7:55配信

産経新聞

 県は12日、子供の安全確保策と豚コレラの水際対策を柱とする一般会計4億6200万円の6月補正予算案を編成した。中でも、大津市で散歩中の園児に車が突っ込んだ事故や川崎市でスクールバス待ちの児童が襲われた事件を受けた子供の安全対策として、県は31項目の緊急対策をまとめ、補正予算案で2億5千万円を計上した。

 ■路肩を色分け

 保護者の関心が高い通学・通園路や園児の散歩コースの安全対策については、県教育委員会と県警が合同点検を実施して危険地点や要注意地点を把握し、ポールを設置したり路肩を塗装して色分けするなどの対策を講じる。園児が歩きやすいよう、歩道付近の側溝には蓋を設置する。

 スクールバスの安全対策では、県立特別支援学校や児童福祉施設が保有するバス計75台に、ドライブレコーダーや不審者対策グッズ、拡声器といった防犯・安全対策用品を搭載する。施設内にも防犯用スプレーなどを配備する。

 県警は、不審者情報や犯罪発生件数が多い地区を中心に、街頭の防犯カメラを増設する。自治会などに対する可搬式防犯カメラの貸出枠を従来の3倍に拡充し、静岡、浜松両市の繁華街には固定式防犯カメラ10台を増設する。

 そのほか、職員や保護者を対象とする防犯講座を計10回開催し、大人の意識を高めて子供の安全を守っていく。

 これら6月補正予算で実施する対策を含め、県が取り組む31項目の緊急対策が「子どもの安全確保緊急対策アクション」としてまとめられた。大津市や川崎市の事故を受けて県が5月30日に立ち上げた緊急対策会議が短期間で形にしたもので、防犯と交通安全を二本柱としている。

 ■防犯面も充実

 防犯面の対策としては、子供自身の防犯力向上▽子供を見守る態勢の充実▽学校や保育園・幼稚園の安全確保▽子供が集まるイベントの安全確保-が挙げられた。交通面の対策としては、子供への交通知識の普及▽通学路の安全確保▽車や自転車の安全運転の徹底-が列挙された。

 県として早急に取り組む施策をまとめたものだが、今後は各市町や民間主導で行う対策とも連携していくという。川勝平太知事は「スピード感を持ってオール静岡の体制で子供を守っていく」と決意を述べた。

 そのほか補正予算案には、岐阜県や愛知県で発生が相次ぐ豚コレラ対策として1億5840万円が盛り込まれた。感染源となる野生イノシシの侵入を防ぐため、農家に鉄柵設置費用を助成する。出荷用の子豚を対象に抗体検査を行う経費については、450頭分を確保した。さらに、県内での豚コレラ発生に備え、殺処分や移動制限で打撃を受ける養豚農家を対象に、つなぎ融資の利子を全額補填(ほてん)する費用を準備した。

 補正予算案は、19日開会の県議会6月定例会に提出される。

最終更新:6/13(木) 7:55
産経新聞

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