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「オイ変な電車が来たぞ~!!」「何この珍車?」 阪神電鉄線を走る近鉄特急に乗ってきた

6/12(水) 9:45配信

ねとらぼ

 阪神電鉄の神戸三宮駅から近鉄特急に乗ってお伊勢参りに行ってきました。鉄道に興味がない人には、ああ、そうですか。ってなもんですかね。いいえ、関西の人なら「ええ! なんで!?」と思ってくれるはず。

【写真47枚】「阪神・近鉄つながって10周年記念ツアー」乗車中の様子

 関東の人にはピンと来ないでしょう。関東私鉄で例えるならば、西武鉄道のレッドアローやLaviewが東急電鉄の横浜駅から発車するような、あるいは、京成電鉄のスカイライナーが京急電鉄の横浜駅から発車するような感覚です。おお、すごい。できそうで、できなかったことを平然とやってのける。そこにシビれる! あこがれるゥ! というね。……分かっていただけましたか。

 阪神電鉄と言えば大阪と神戸を結ぶ鉄道会社です。同じ経営グループの阪急電鉄神戸線とはライバル関係。大阪から「西」へ向かう路線です。

 一方の近畿日本鉄道(近鉄)は大阪と京都、奈良、吉野、名古屋、伊勢志摩を結ぶ広大な路線網を持ちます。大阪から「東」へ向かう路線です。だから、大阪の西側、神戸三宮に近鉄特急が来るはずがないと関西の皆さんは思っていることでしょう。

 でも、来ちゃったんです。なぜなら、阪神と近鉄は線路がつながっているから。

 話は10年前(2009年)にさかのぼります。阪神電鉄の大阪側の拠点は梅田駅でした。近鉄の大阪の拠点は難波駅。いわゆる「キタ」と「ミナミ」です。しかし、阪神電鉄の西大阪線が西九条駅から近鉄難波駅まで延伸し接続されました。西大阪線は阪神なんば線に改称、近鉄難波駅も大阪難波駅に改称し、相互直通運転が始まりました。

 2019年現在は最長区間の神戸三宮~近鉄奈良間を結ぶ快速急行が走る他、尼崎~大和西大寺間の区間準急、普通を主に運行しています。有料座席指定の特急列車は定期的には走っていません。通勤通学や生活需要のための直通運転という主旨です。

 阪神と近鉄の直通計画は、太平洋戦争後すぐに立案されました。しかし大阪市が地下鉄計画をタテに反対し、のちに沿線からの反対もあって停滞します。転機は1997年の大阪ドーム球場の開業でした。大阪市西部の再開発の機運もあって、2009年3月20日に阪神なんば線が開業し、直通運転が開始されたのでした。

 今回乗った阪神電鉄線を走る近鉄特急は、この相互直通運転の10周年を記念して運行されました。「貸切列車で行く『阪神・近鉄つながって10周年記念ツアー』第三弾! 期待を込めて。新元号初のお伊勢参りの旅」です。神戸三宮駅から近鉄特急で宇治山田駅まで往復します。ガイドと昼食付きの「伊勢神宮詣でプラン」と「自由行動プラン」がありましたが、実は私、伊勢神宮に行ったことがなかったので、珍しい電車に乗ってお伊勢参りとは一石二鳥とばかりに「伊勢神宮詣でプラン」で参加した次第です。

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最終更新:6/15(土) 17:25
ねとらぼ

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