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テレ東・佐久間P、深夜ラジオで快進撃 局の垣根を越えた豪華共演を振り返る

6/12(水) 15:00配信

オリコン

 単に「局の垣根を越えたコラボ」と呼ぶには、あまりに豪華な組み合わせだった。『アメトーーク!』『ロンドンハーツ』などの演出で知られるテレビ朝日の加地倫三氏(50)が先月29日深夜、『ゴッドタン』などを手がけるテレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏(43)がパーソナリティーを務めるニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水曜 深3:00)に生出演した。放送前、スタッフのひとりがふとつぶやいた。「テレ東の佐久間さんがラジオをやっていて、テレ朝の加地さんがゲストで来る。一体、ここはどこなんだ(笑)」。多くのラジオ好き、お笑い好きの心を躍らせた放送について、スタジオ潜入した記者が改めて振り返る。

【全体ショット】新内眞衣、伊藤健太郎、三四郎らが登壇した会見の模様

■『アメトーーク!』の手応えを感じた瞬間 テレビ番組の観覧が女性ばかりの理由

 今回の共演は、加地氏とプライベートで交流がある佐久間氏が、直接話を持ち掛けるという「パーソナリティー自らのブッキング」で実現。番組冒頭、佐久間氏は「今週いろんな仕事をしたテレビの人から言われた」と反響の大きさを明かしながら「何がすごいってさ、まずオレがラジオをやっているのがおかしい。そこにゲストで来るのがテレ朝の加地さんって、どっちかの局のロビーでやれよっていう話だよね」と大笑い。「きょうはテレビの話をします。これが本当のメディアミックス。取材とかで一緒になったこともないし、公式な対談とかもないから、うれしい」と声を弾ませた。

 加地氏がゲスト出演する前週の放送では、アルコ&ピースの平子祐希が初めて『アメトーーク!』に出演した際のスタンスをめぐって、普段は温厚な加地氏が、映画『フルメタル・ジャケット』に登場するハートマン軍曹さながらに、20分も説教したという様子を「加地メタル・ジャケット」と表現。これを受け、加地氏は登場するなり「先週聞いたよ」と笑顔を浮かべながら「お見事、エピソードトーク。時事ネタをしゃべって、しっかり落とす局員っていないと思う」と手を叩きながら佐久間氏のトーク力を絶賛した。

 「加地メタル・ジャケット」事件の真相も語られる中、次第にトークはお互いが担当している番組の話題に。「〇〇芸人」といった“くくり”で人気を博している『アメトーーク!』の手応えを感じた瞬間について、加地氏は「いけるなっていうのは(2006年放送の)メガネ芸人かな。ちょうど、おぎや(おぎやはぎ)とか(カンニング)竹山くんとかが出始めていた時期だったから、メガネかけている人たちがズラッと並んでいたら面白いなって。実際、ずっとコントで、すげー面白かった。(以前、担当していた)『ナイナイナ』がコント志向だったけど、やっぱりコントっぽいのが好きだったんですよね。それはやっていて楽しかった。視聴率は悪かったんですけど。楽しいのはいいんだよね」と熱っぽく語った。

 そこから、今の若手の中で番組に使いたい芸人、最近「やられたな」と感じた番組など、バラエティー番組の“作り手”同士ならではのトークが繰り広げられる中、リスナーから「なぜテレビ番組の観覧は若い女性ばかりなのでしょうか?」との質問が届く。加地氏が「やっぱり笑い声がね、女性が多い方が高くなるから。1回、男性ばかりでやったことがあるけど、低い笑い声は耳障りで、芸人さんの声とかぶるし…」と話したところ、2人がそれぞれ演出を手がけた、2016年に行われたイベント『6人のテレビ局員と1人の千原ジュニア』に関するエピソードで大盛り上がりとなった。

■バラエティー番組は「続けることが大変」 深夜にこだまする佐久間氏の大笑い

 現役のテレビマンが具体的な番組名や芸人の名前を挙げながら、今のテレビについて楽しくトークをしていく…。聞き手が佐久間氏であることも相まって、加地氏の話も熱を帯び、ついつい“失言”をしてしまうほど気を許して話をしていた姿は、何とも印象的だった。「もし制約がない状態で番組作りをするなら?」との質問に、加地氏が「制約があるというところから考えていくから難しいよね。ただ、何本も番組をやっていたら時間に負われてしまうところもあるので、この1本だけに2~3ヶ月かけるということをやりたい」と胸の内を吐露。番組を作る上で大切にしていることについて「オレらくらいの世代から一番下の霜降り世代まで、みんな出られるようにというのは意識している」と明かした。

 ラジオという場所で、現役のテレビマンがバラエティー番組の話をするという“メディアミックス”を終えた佐久間氏は「業界の人、いろいろ来てもらいたいよね。たどり着けるかなー白ひげ、片岡飛鳥、ガハハハハハ。いつか来てくれるかな。フジテレビは木月洋介さん、TBSは藤井健太郎さん、日テレは古立善之さんとかかなー。古立さんとは、あんまりしゃべったことないから緊張しちゃう。『どうやって視聴率取るんですか』って聞くかな」と大笑い。加地氏について「何よりも番組を終わらせないで続けているのがすごいなと思いますよね。番組って続けること自体が大変なので」と手腕を讃え、「裏方シリーズでほかの局の方にきていただけるとうれしい」と締めくくった。

 先月25日深夜放送の『ゴッドタン』では、アンガールズの田中卓志、東京03の飯塚悟志らが好きな“お笑い”について語り合う「お笑いを存分に語れるBAR」、30日放送の『アメトーーク!』では、出川哲朗、品川庄司の品川祐、ずんの飯尾和樹らが出演する「バラエティ観るの大好き芸人」、今月4日の『ロンドンハーツ』では、田村淳らがとろサーモンの久保田かずのぶの「アポなし自宅ガサ入れ」を放送するなど、お笑い好きの心をつかみ続ける佐久間氏と加地氏。そうした作り手の声を“深夜ラジオ”という場でダイレクトに聞けるのは、非常に有意義な時間だった。

 4月の番組スタートから、パーソナリティーの力で次々とゲストをブッキングしてきた『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』。きょう12日深夜の放送には千鳥が出演し、ゆくゆくは伊集院光の登場も予告されるなど、まだまだ快進撃と佐久間の大笑いが続きそうな同番組から耳が離せない。

最終更新:6/16(日) 10:25
オリコン

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