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大学入試、まだまだ将来的に変わる!?

6/12(水) 10:20配信

ベネッセ 教育情報サイト

2021年1月から大学入試センター試験に代わって「大学入学共通テスト」が導入されるのをはじめとして、大学入試は今後、大きく変わります。直近の受験生にとっては各大学でどのような科目や問題が課されるのか、志願動向はどうなるのかなど、不確定要素も多いのが実態です。ただ、大学受験までに年数のある子どもたちにとって、浮足立つ必要はないかもしれません。新体制の入試は、数年たって修正が図られるかもしれないからです。そんな中でも今回の入試改革から、何を読み取るべきなのでしょうか。

改善が繰り返された共通試験

5月15日に行われた東北大学の高等教育フォーラムでは、センター試験や、その前身である共通第一次学力試験(共通一次)の歴史を振り返る二つの基調講演が行われました。
かつて入試時期が一期校(旧7帝大など)と二期校に分かれていた国公立大学では、学習指導要領の範囲を超えた難問・奇問の出題が横行していました。
大谷奨・筑波大学教授によると、共通一次を導入した狙いは、個別試験から難問・奇問を排し、二次試験では内申書の重視や面接なども含め多様な選抜を行うことにより、加熱していた「受験戦争」を緩和するとともに、大学間の格差もなくすことが期待されたといいます。しかし実際には、共通一次による足切りが横行したり、入試時期が一本化されたことで偏差値偏重による序列化が逆に進んだりする、という事態が起こってしまいました。

そこで、1987年度には共通一次で受験機会の複数化が導入されました。さらに、国公私立を通じて各大学が自由に利用できる「アラカルト方式」の共通試験を目指したのが、センター試験でした。
倉元直樹・東北大教授によると、共通一次の「重大な問題に対する素早い対応」によって失敗を見直しただけでなく、当時高まっていたマークシート方式に対する批判などの論点をずらすことで「不可能なミッション(使命)を負わない」という「秀逸な対応」によって、長期間続く制度になったというわけです。

しかし、多くの私大が参加したことによる受験者層の「下方拡大」や、アラカルト方式による複雑な受験パターンの広がりなどにより、制度のほころびも見えるようになりました。そうした中、2012年度センター試験で起こった問題冊子の配布ミスなどが「制度廃止に直結する大事件」(倉元教授)となり、今回の大改革につながったといいます。

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最終更新:6/12(水) 10:20
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