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「歌がもともと得意じゃない」悠木碧が、それでも歌う理由

6/12(水) 10:24配信

BuzzFeed Japan

「歌ってと言われているからですかね(笑)。もともと歌が得意な方ではないですし、すごく歌いたい人でも実はなくて」

なぜ歌うのかという問いに、悠木碧は笑顔混じりで答えた。

七色の声、アイドル顔負けのルックス、ラジオやSNSで見せるユニークなキャラクター。先日、アニメファンが選ぶ「声優人気ランキング2019」の女性部門1位に輝いたが、それがなくとも悠木がトップクラスであることに異論を挟むアニメファンはいないだろう。

2011年、『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公・鹿目まどかを演じてブレイク。翌年2012年から音楽活動を開始。これまで4枚のシングル、3枚のミニアルバム、6月12日に発売される最新アルバム『ボイスサンプル』を含め、2枚のアルバムをリリースしている。

27歳の人気声優に歌への思いを聞いたとき、飛び出てきたのは声優への強いプロ意識、作り手への憧れ、そしてファンへの思いだった。【徳重辰典】

声優としての歌の正解はキャラソン

――悠木さんはこれまでキャラクターソング(キャラソン)も数多く歌われています。ご自身名義での曲との根本的な違いはどこですか。

キャラソンは、そもそも楽曲と歌詞があり、そこにキャラクターをどう乗っけていくか。ゼロから作る曲とはちょっと違うなと捉えています。

でもはっきり言って、声優が歌うものとして私はキャラソンが正解だと思っています。

キャラクターの声をみんな聞きたいのであって、声優の生の声を聞きたいわけじゃないーーと思っているので。

今回のアルバム『ボイスサンプル』は全曲の中で違うキャラクター性を持たせて歌う、私が演じることのできるキャラクターのキャラソンアルバムになったらと思って作りました。

ずっとやりたかったんですが、以前は演じられるレンジが狭かった。今は演じ分けができるようになったので「やっとできた」という感じです。

――だからアルバムタイトルが『ボイスサンプル』なんですね。

私は声優なので、お客さんとは演じるキャラクターを通して出会います。

一人のキャラを好きになって買ってくれた人が「この人ってこんなキャラもやるんだ」「こういう声も出るんだ」「こういう歌い方もできるんだ」と思ってもらえる一枚、名刺代わりになる物を作れたらと思ってました。

――今回のアルバムでは初めて作詞にも挑戦していますが、何かきっかけはあったんですか。

ずっと作詞はやりたくて。レコード会社が日本コロムビアさんに変わったタイミングで、やりたいことを伝えました。

声優の仕事と言葉ってすごく密接なので、ボキャブラリーだったり、言葉も好きなんだよとちゃんと出せたらいいなと思っていました。

言葉の当てはめ方で、曲で表すキャラクターの性格も変わってくる。お芝居じゃない形でキャラを表現できることはすごく楽しかったです。

――詩は以前から書き溜めていたんですか。

書き溜めていたわけじゃないです。もともと小説を書くのがすごく好きで。オタクの素養ですよね(笑)。

全く表には出してこなかったですけど、物語を想像して文章を書くのはすごく好きで、言葉に関わる仕事をやりたいと、本当はずっと思っていたんです。

――ちなみに小説はどんなジャンルなんですか。

基本的には「普通に見えて、ちょっと不気味」みたいな不思議な話が多いです。でもほっこりしたお話だったり、バリバリのアクションだったり。割と気持ちによって書くジャンルは違います。

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最終更新:6/12(水) 10:56
BuzzFeed Japan

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