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連敗の夜、与田監督に呼ばれた加藤匠馬。小田幸平が伝える、桑田・清原から学んだ「捕手の心得」

6/12(水) 10:10配信

CBCテレビ

2019年のセ・パ交流戦開幕、パリーグの打者からの被弾が続くドラゴンズ投手陣。初戦から2試合で8本塁打をまねいた加藤匠馬捕手は、連敗の晩、福岡の宿舎で与田監督に呼ばれ、部屋の扉をノックした。

与田監督の立場からすれば、はらわたが煮えくり返るであろう状況にもかかわらず、つとめて冷静に話し掛けられたという。

「捕手という仕事が、すぐに上手くできるなんて、俺は監督として、最初から見てないよ。だから加藤、お前にとって今は、正念場でもなんでもない。全然、失格でもない。捕手として良くできていることも多い」

「ただ、ひとつだけ。同じ失敗を繰り返すな」

与田監督は丁寧に言葉を続けたようだ。

「初めての一軍で、開幕から約2か月。プロの怖さも知っただろう。でも、その怖さは、ずっと消えないよ。無くならないよ。お前の現役生活、ずっと付いてまわる。だからこそ、その中で、いかに同じ失敗を繰り返さないか。まずは、そのための準備をしていこう」

絶妙なタイミングでのアドバイス

監督から直々に言葉をもらい、部屋を出た加藤捕手は、すぐに中村武志バッテリーコーチの指導の下、考え、行動を改め始めた。これまでも相手データは頭に入れてきた。しかしそれは、あくまで過去の数字。それに加え、いかに味方投手の変化に気付き、相手打者を観察できるか、それが次の成功への第一歩と。

この連敗の晩の宿舎での出来事に、「監督から、神のひと言をもらったと受け取るべき」と断言するドラゴンズOBがいる。

現役時代『やりました!』の名言でお立ち台でファンの心を鷲掴みしたODAこと小田幸平元捕手だ。小田さんは、今季から四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツでコーチを務めている。公式戦の無い時期は、評論家活動も継続。先週末は、ナゴヤドーム北駐車場で土日に開催されているCBCドラゴンズグルメパークのトークイベントに参加。ステージ上で、自身の経験が少しでも活きるならばと、力説してくれたのだ。

「まずもって、与田監督は、チームの守護神として抑え投手を務めた方だから、試合のラストの1点の重みを痛感している方。例えば、サヨナラ本塁打の一球は取り返しがつかない。だから、加藤捕手が実質一年目だから仕方がないじゃ済まされない。ならば、今後何をすべきか。そのために、今回は、絶妙のタイミングで部屋に呼ばれてアドバイスされたと受け止めるべきですね」

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最終更新:6/12(水) 10:10
CBCテレビ

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