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定置網に1トンのミンククジラ、競りで77万円 福井の漁港

6/12(水) 8:20配信

福井新聞ONLINE

 福井県小浜市川崎3丁目の小浜漁港で6月11日、ミンククジラが水揚げされた。比較的若い雄とみられ、同県おおい町大島の約1キロ沖合の定置網にかかった。体長約4・5メートル、胴回り約1・5メートル、重さ約1トン。早速入札に掛けられ、県内の仲買人が77万500円で競り落とした。

 同漁港でクジラが水揚げされるのは3年ぶり。福井県漁連によると、県内では4月に美浜町日向で2頭取れて以来。

 11日午前6時ごろ、大島沖合の「もとどり漁場」の定置網に入っているのが見つかった。約30分かけてクレーンで引き上げ、同7時15分ごろに同漁港に水揚げされた。

 ミンククジラはヒゲクジラの一種。上あごに規則正しく生えたブラシ状のヒゲ板は、デッキブラシや歯ブラシのよう。魚などの餌をこしとるためのもので、触ると弾力がある。体はじんわり熱を帯び、皮は影が映り込むほどつやつやだった。

 県漁連小浜支所によると、クジラが取れるのは春先が多く、6月の水揚げは珍しい。加藤祐二支所長(55)は、久々の大物の水揚げに「クジラに誘われて、魚もいっぱい定置網に入ってくれるとうれしいね」と話していた。

 ミンククジラなど一部のクジラは、定置網で混獲された場合、日本鯨類研究所(東京)にDNAサンプルや報告書を送るなど、決められた手続きを行うことで販売でき、10万円の登録費を支払う必要がある。

福井新聞社

最終更新:6/12(水) 9:57
福井新聞ONLINE

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