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丸山茂樹×奥野祐次、医学で未開だった“痛み”の研究に進んだきっかけとは?

6/12(水) 7:11配信

TOKYO FM+

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。6月8日(土)の放送は、前回に引き続きオクノクリニック総院長で医師の奥野祐次さんが登場しました。

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◆医者の両親に憧れて医療の世界へ

丸山:この数年、手の故障でゴルフが一生涯できないんじゃないかと思っていたんですけど、先生との出会いでできるようになって。感謝の気持ちもあって、今回こうして出演していただきました。先生のご両親は医者ですか?

奥野:そうですね。

丸山:サラブレッドじゃないですか!

奥野:大人になってから思いましたけど、無意識のうちに両親に憧れていたんだなと。

丸山:僕は小学4年生のときに“プロゴルファーになりたい!”と思ってゴルフを始めたんですけど、先生が“医者になろう!”と思ったのはいつですか?

奥野:高校2、3年のときですね。親からは「医者になれ」とは言われなかったのですが、期待に応えないといけないと思う性格だったので。父はがん治療、母は精神科をしています。

丸山:先生は、慶應義塾大学の医学部を卒業したエリートですけど、大学のときにはどの科に進むか決めていたんですか?

奥野:がん治療を志していました。でも、どこかで新しいことをやりたいという気持ちもありました。研修医のときにいろいろな科の専門医についたんですけど、印象に残る場面があって。整形外科についたとき、膝に人工関節を入れて2年になる患者さんが、専門医に初めて「ひざがすごく痛い」と言った場面だったんです。

丸山:なるほど。

奥野:先生はレントゲンを見て、「人工関節は完璧に入っているから、痛いはずがない」と自信満々に断言したんです。でもそのときは人工関節が綺麗に入っているかどうかの議論だけだったので、“痛みをわかっていないんだな”と感じたんです。

丸山:ほかの原因は追究しなかったんですね。

奥野:その後、がん治療でカテーテルをやると、患者さんから「痛みが良くなった」とよく言われて。ある患者さんが「がんになる前からずっと肩が痛い」と言うので、血管を見てみたら“がんじゃないのにどうして変な血管があるんだろう!?”と思って。

丸山:それが、痛みの専門医を目指したきっかけになったんですね。

奥野:がん治療を志していましたが、“何かの役に立つかもしれない”と思って痛みの研究を始めて。医者になって2~3年目で完全に誰もやっていない道に行ってしまって(笑)。

丸山:そういうときの周りの反響はどうでした?

奥野:最初は学会で発表しても、反響は全然ありませんでした。自分としては患者さんが良くなっているのを見ているから“絶対、すごいことなのに……反応ないな”と思いながら。

丸山:急にみんなが注目し始めたのはどの瞬間だったんですか?

奥野:いろいろなドクターがやり始めて、その人たちも同じ結果を出した。どこの馬の骨ともわからない人間が1人で言っていたのとは違う状況になったんです。先日やったニューヨークの学会でも、最初に参加したときとはまるで反応が違いましたね。

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最終更新:6/12(水) 7:11
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