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「薄氷」のビザなし交流への打撃は計り知れない。北方領土返還めぐる丸山穂高議員の戦争言及、訪問経験の記者が考えた

6/12(水) 10:39配信

ハフポスト日本版

翻弄され続けた元島民たち

ビザなし交流にしろ、領土交渉にしろ、元島民たちはこれまで何度も国家の論理や政治家の失言などに振り回されてきた。

安倍晋三首相が2016年、訪日したプーチン大統領と会談した際も、島を舞台にした共同経済活動について合意したものの、領土返還については進展はなかった。

会談前、安倍首相自ら「突破口を開く手応えを得られた」などと期待値を上げていただけに、元島民たちの失望はことのほか大きかった。

交渉が行き詰まると、安倍首相は4島返還から色丹、歯舞の2島返還へと方針を「妥協」したが、それでもロシア側の反応は厳しい。

元島民の平均年齢は80歳を超えている。

ビザなし交流という形で彼らがあと何回、ふるさとの地を踏めるのか。あるいはいつ、島の返還は実現するのか──。

一刻の猶予もない中、問題を起こした丸山氏の責任と代償はあまりに大きいだろう。

元島民たちをこれ以上、失望させてはならない。

関根和弘

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最終更新:6/13(木) 1:08
ハフポスト日本版

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