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【MINAMI NiNE インタビュー】人間臭いライヴ感が炸裂した“らしさ”あふれる一枚!

6/12(水) 12:02配信

OKMusic

宮崎発の3ピースバンド、MINAMI NiNEがメジャー第二弾となるSUPER EP『IMAGINE』を完成させた。前作EP『LINKS』以降、ライヴで得た感触をフィードバックさせた楽曲群はより生々しく、さらにバラエティーに富むアプローチを備えた魅惑作に仕上がっている。甲子園の応援定番曲「ダイナミック琉球」のカバーを含め、聴き応えのある全6曲だ。

MINAMI NiNE インタビューのその他の写真

気持ちの部分では泥臭さを持っていたい

──前作に引き続き、今作も6曲入りですけれど、内容的にはフルアルバム級の濃さがありますね。

ヒロキ:MINAMI NiNEはこれまでいろんなことをやってきたし、今回もやりたいことが多すぎて。レゲエ、メロディック、ロック、バラードといろんな曲調があるけど、“この3人でやればMINAMI NiNEになるな”と。その確信のもとに作りました。今回はテーマを設けずに一曲一曲作ったけど、結果バラエティーに富んだ振れ幅を見せられたかなと。

──改めて、MINAMI NiNEってミクスチャーバンドだなと思いました。

スケロク:そう言ってもらえるのは初めてですね(笑)。メロディックのシーンにいるけど、そこにこだわって楽曲を作ったこともないので。

ワラビノ:今回の作品には入ってないけど、アコギだけ、ピアノだけの曲をやってもありだし。

──バンド的にはどんどん自由度が増してませんか?

スケロク:今回は特にそうですね。前作はメジャーデビューというのもあって、MINAMI NiNEらしさを出すようにしていたけど、今回はコアな部分を出していきたくて。例えば「Family」に関してもやりたいことをギュッと詰め込んでますからね。

──このバンドのコアな部分と言うと?

ヒロキ:親父の世代に流行っていたフォークソングが好きで、今回の曲もアコギ1本で歌えば、当時のフォークに近いニュアンスがあると思うんですよ。あとは、バンドを始めた頃にはまった青春パンク、メロコア、レゲエだったり、それをもともと好きだったフォークと合わせるという。

──以前から多彩な要素はありましたが、今作で特に意識したことは?

ヒロキ:今回はライヴを意識したので、1曲の中でいろんなジャンルが出てきたら、より楽しいんじゃないかと。「Family」はそう思って作った曲ですね。

──前作以降のライヴで感じたことが今作に反映されています?

ヒロキ:カバーの「ダイナミック琉球」以外の曲は、前作の『LINKS TOUR』のあとに作ったものなんです。だから、そのツアーで思ったこと、感じたことを結構入れているので、全部新鮮な曲たちばかりですね。1曲目の「群青」は友達のことを歌っているんですけど、ツアー中に地元の友達と数年振りに飲む機会があったんですよ。で、その友達が今抱いている悩みは分かってあげられないけど、結局辿り着くのは青春時代の思い出話なんですよね。それに感動してしまって、東京に戻ってすぐに書いた曲なんです。それが数カ月前の話ですからね。

──「群青」はシンガロングできる歌メロが印象的ですね。

スケロク:特に「群青」のサビは、みんなで歌ってもらえるように意識しました。

ヒロキ:曲は僕が作っているんですけど、作り方が独特なんですよ。口笛で吹いて、いいメロディーだと思ったものにベースラインを付けるんです。口笛となると、どうしてもシンプルで分かりやすいメロディーになるから、それをいいかたちで落とし込めたなと。もし打ち込みで作ったら、MINAMI NiNEらしさが減っちゃうと思うから(笑)。

──あぁ~、確かに。

ヒロキ:ずっとその作り方は変わらなくて。

スケロク:みんな機械が苦手ですからね(笑)。

ヒロキ:めちゃくちゃアナログです。3人でスタジオに入ってアレンジを進めていく中で“ん?”と思ったら、すぐにやめちゃうんですよ。

スケロク:デモをパッと聴かせて、メンバーふたりの反応が薄かったら、すぐに引っ込める(笑)。僕らもピンと来なかったら、やっぱりそれなりのプレイになっちゃうし。

ワラビノ:口笛とベースだけで良いと思うものは相当良いだろうと思うので。

ヒロキ:でも、ふたりの反応が微妙だったものを、後日さりげなく出す時もあります(笑)。

──「Killer song」はド直球のパンクですよね。

ヒロキ:潔くやったらこんなに短くなりました。40秒しかないんで、1度のライヴで3回やったこともありますね。

──3回はやり過ぎじゃないですか(笑)。

ヒロキ:アンコールで最後の曲をやったあとにも入れられますからね。

──使い勝手がいい曲だなと。こうしたメロディックナンバーもバンド的には忘れたくない?

ヒロキ:はい。真面目な曲をやってると思わせたあとは、ちょっと遊びたいというか。怒られるかどうか、そのギリギリのところにいたい気持ちがあるんですよね。

──というのは?

ヒロキ:パンク、メロコアをずっと聴いていたので、危なっかしい要素を入れたいんですよね。そこまで怒られることをしているわけじゃないけど、気持ちの部分では泥臭さを持っていたくて。「群青」のあとなら、もっといい曲を入れてもいいのにって。

──「群青」と「Killer song」のギャップは凄まじいですね。

スケロク:そうですね、《殺そうぜ!》というワードが入ってますからね。

──ははは。この振り幅は最高です!

ヒロキ:インディーズの頃ってめちゃくちゃ速い曲とか、歌詞が4行しかないラーメンの曲とかありましたからね。当時から知っている人なら、“あいつら何も変わってねぇな”と思ってもらえるかなと(笑)。

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最終更新:6/12(水) 12:02
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