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”まるでマラソン”。レース序盤にブレーキトラブル……ハードタイヤで67周を走ったサインツJr.、0ポイントの結果に落胆

6/13(木) 22:35配信

motorsport.com 日本版

 マクラーレンのカルロス・サインツJr.は、F1カナダGPの決勝レースを11番グリッドからスタートした。しかし捨てバイザーがフロントのブレーキダクトに詰まってしまい、ブレーキがオーバーヒートしてしまったため、わずか3周でピットイン。その後67周をハードタイヤで走らなければならなかった。

【動画】F1カナダGP決勝ハイライト

 そんな状況にも関わらず、サインツJr.は45周目に9番手まで浮上。しかし最終的にはタイヤがもたず、レース終盤にランス・ストロール(レーシングポイント)とダニール・クビアト(トロロッソ)にオーバーテイクされてしまい、11位に終わった。

「ポイント圏内でフィニッシュできなかったことに、明らかに失望している」

 サインツJr.はそう語った。

「3周目にブレーキに問題を抱えたため、ハードタイヤで残りのレースを走らなければいけなかった。それはほとんどうまくいった。でも、最終的にはタイヤが壊れてしまった。リヤタイヤのゴムは、もう残っていなかったんだ」

「その戦略を成功させるには、(ハードタイヤで走るのが)5周長すぎた。でもそれもレースだ。最終的な結果については、腹を立てている。この週末の結果にも腹を立てているんだ。何も問題が起きなければ、僕らはポイント圏内でフィニッシュできるはずだった。でも、こういうことが起きることもある」

 サインツJr.曰く、ハードタイヤでこれほどまで長く走るのは、簡単ではないことに気付いていたという。

「厳しい状況だった。ポジションを上げるためには、他のドライバーをアンダーカットしなければならず、そのためにはペースを上げなければいけなかった。しかもコース上は渋滞が起きていたから、たくさんのマシンをオーバーテイクしなければいけなかったんだ」

「しかし、最後まで走り切る必要があった。そして、プッシュすべきかどうか分からなかったんだ。それと同時に、ブレーキ温度が上がりすぎていたから、リフトオフ(アクセルを抜くこと)をしなければいけなかったんだ」

「攻めて走り、その後は攻めずに走り、そして再び攻めて走らなければいけなかった。ちょっと複雑な状況だったんだ。でも結局僕らはそれをやり遂げた。できる限りのことはやったと思う。でも、11位だったことに失望している」

 サインツJr.のチームメイトであるランド・ノリスも、サスペンショントラブルによりレース序盤にリタイアを喫している。チーム代表のアンドレアス・ザイドルも、カナダGPの結果がチームにとって苛だたしいモノであったことを認める。

「最近のレースでは、我々は良い週末を過ごすことができていた」

 ザイドルはそうmotorsport.comに対して語った。

「両方のマシンに異なる問題を抱えたことで、残念ながら我々はポイントを争うことができなかった。ペースの面では、それが可能だったと思うのだが」

「カルロスはブレーキダクトの内側に、捨てバイザーが詰まってしまった。だから我々は、ブレーキダクトを掃除するために彼をピットインさせ、ハードタイヤを装着しなければいけなかった。それはただ、生き残るためだけのレースだった」

「しかし残念ながら、残り5周というところでタイヤの寿命が終わってしまった。彼はタイヤとできるだけ長く付き合うために、素晴らしい仕事をしたと思う。しかし、あれ以上彼にできることは何もなかった。タイヤには何も残っていなかったんだ」

「ポイントを獲得できずに、カナダGPを去るのは辛いものだ。しかし、次のフランスのレースに集中し直さなければいけない。そして2台のマシンで、共にQ3に進出できるようにしたい。それは、今回励みになったことだ。以前のレースでは、そんなことは期待できなかったからね。我々のマシンは、長いストレートのあるコースに合っているようだ」

Adam Cooper

最終更新:6/13(木) 22:35
motorsport.com 日本版

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