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丸山茂樹が語るペブルビーチ「グリーンの硬さ次第で優勝予想は大きく変化」

6/13(木) 17:42配信

ゴルフ情報ALBA.Net

<全米オープン 事前情報◇13日◇ペブルビーチ・ゴルフリンクス(米国カリフォルニア州)>

まるでコースチェック!?ペブルビーチの18ホールを写真でラウンド

いよいよ現地時間13日(木)に開幕する「全米オープン」。今年の舞台はアメリカ屈指の名門ペブルビーチ・ゴルフリンクス。そのペブルビーチで行われた2000年大会に出場した丸山茂樹が今年の全米オープンの展望を語った。

ペブルビーチは天気によって様変わりするコースです。全米オープンの時期に雨が降ることはないと思いますが、とにかく全米屈指の景色であることには違いません。伝統もそうですし、地位と名声があるコースだと思います。

私が2000年に出場したときは、まったく歯が立ちませんでした。結構、調子よく大会に入ったつもりでいましたが、打ちのめされたのを覚えています。唯一私が苦手としていたコースの形状だったのも一因です。グリーンの手前がない、いわゆるバンカーがあったり罠があったりと、直接ショットをグリーンに落とす必要があるんです。

私は基本的にパンチショット気味に打つのが得意でしたから、全英オープンのように手前から攻めていくようなセッティングのほうがイメージが出やすく、得意でした。高い球で上からグリーンに落とすという感じではなかったので、なおさら苦戦したのだと思います。

やはり、ペブルビーチのグリーンコンパクション(硬さ)に戸惑ってしまったのでしょう。米ツアーに参戦して初年度だった上に、あの硬さ。なおさら厳しさを感じました。2日間で15オーバー。そんなスコアは初めてでした。あんなに叩いたコースはほかに記憶にありません。

そんな経験を踏まえると、USGAは確実に今年もグリーンを硬くしてくるでしょうから、ピンを狙えばグリーン奥にこぼれる。そこからいくら寄せても、短いパットでも跳ねるのが当たり前のグリーンですから外れやすい。簡単にダブルボギーが出てしまうんです。

今年は雨が多かったので、ラフも相当伸びると思います。USGAが伸ばすと決めた段階で、その難しさは一気に増します。2000年当時は、こんなラフから打てるわけがない、と思ったのを覚えています。とにかくスゴイ。レイアップしてもそんなに距離を出せないから、グリーンまで距離が残る。その上硬いグリーンですから、もう罠にはまったらどんどんスコアを落とす。タイガーが15打差をつけたのが信じられないくらい。神のゴルフでしたよね。

記憶に残るホールは前半のパー3。5番と7番です。5番はグリーンの形状が横長から斜め。ピンが右奥にあったりすると、グリーンが硬ければ、攻めようがない。そうなると手前に乗せるしかないのですが、ロングパットでポアナ芝のグリーンなら3パットをする。もう本当に苦しかったけど、印象に残るホールですね。

あとはやっぱり7番。サンドウェッジから7番アイアンまで、クラブ選択を日によって変えました。間違いなくペブルビーチのシグニチャーホールでしょう。風向きによってはサンドウェッジで打てる時もあるといいましたが、それはそれで難しいんです。というのも、ウェッジで打てばスピンコントロールが難しい。グリーンの硬さによっては戻りすぎる場合もありますし、戻らないかもしれない。状況の判断と、落とし場所を決める決断力、そこに打つ技術。すべてがないと歯が立ちません。

コース全体は距離もなく短くなります。だからこそ、グリーンやラフで難易度を上げる、全米オープンらしいセッティングになるといってもいいでしょう。また、天候によっても急に変わります。気温が急激に下がれば一気にキャリーが減ります。そうすると、海が絡んでくるホールなども一気にシビアになります。

攻め方という点で考えると、ティショットの正確性が高い選手が有利といえるでしょう。ただし、これはあくまでもラフが伸びている場合。ラフが伸びていなければ、例えばフィル・ミケルソンのような選手にチャンスがある。

フィルは、曲げたとしてもいろんなところからいろんな技で攻めることができる。でも、ラフが脱出するだけのラフなら、ほかの選手と同じになる。そうなると、例えばフランチェスコ・モリナリのような曲げない選手にチャンスが出てくるでしょう。

(撮影:GettyImages)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:6/13(木) 17:42
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