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縁起物「祭札」制作が本格化 磐田の会社、町名など木材に刻印

6/13(木) 8:36配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 祭り用小物などを手掛ける磐田市福田中島の「グラヴュール」(平田哲二代表)が、7月からの祭りシーズンに向け、祭札(まつりふだ)の制作を本格化させている。平田代表は「楽しみ方は千差万別だが、祭りの衣装の一つとして選んでもらえたら」と話す。

 祭札は縦約6センチ、横約3センチで首から提げるなどして使う。平田代表によると、「喧嘩(けんか)札」とも呼ばれ、けんかの際に名乗る時間を惜しんだ江戸っ子が、名前や家紋を彫ったのが起源。災厄から身を守る縁起物としても使われていたという。

 同店が祭札を扱うきっかけは約20年前。友人の子どもが祭りではぐれるのに備え、名前や町名を入れた竹製の「迷子札」を贈った。その後、ファッション性や木目の独自性が好まれ、祭り好きの大人に口コミで広がった。

 自分の札を買った若者がやがて結婚し、わが子の札を求めて再来店することもある。平田代表は「人とのつながりや成長の軌跡が面白い」と目を細める。

 県内外から注文を受け、年間約千個を制作している。使用材は屋久杉やソメイヨシノ、リンゴなど約30種類で、希望の文字や模様を手作業やレーザーで刻印する。

 平田代表は「みんなが楽しめる祭りをみんなで作る。その一端を担うことができれば」と話す。問い合わせは同店<電0538(58)2311>へ。

静岡新聞社

最終更新:6/13(木) 8:36
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

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