ここから本文です

香港情勢、深入り避ける=対中改善の流れ考慮-日本政府

6/13(木) 7:13配信

時事通信

 日本政府は、中国本土への容疑者の移送を可能にする香港の「逃亡犯条例」改正をめぐる動きを注視しつつ、踏み込んだ発言を控えている。

【写真】条例撤回叫び警官に対抗=オフィス街埋める「怒りの黒」-香港

 深入りすれば中国が「内政干渉」と反発しかねない。改善の流れにある日中関係が暗転するような事態は避けたいとの思いがあるとみられる。

 デモ隊と警官隊の12日の衝突について、官邸幹部は「関心を持って注視している」と述べるにとどめた。菅義偉官房長官は衝突前の記者会見で、大規模デモに関し「香港が一国二制度の下で、従来の自由で開かれた体制を維持し、民主的に力強く発展していくことを期待したい」と語った。米国は条例改正に「懸念」を示しているが、菅氏は遠回しな表現に終始した。

 背景には、大阪での20カ国・地域(G20)首脳会議を今月下旬に控えたこの時期に、日中関係をこじらせたくないとの事情があるようだ。安倍晋三首相は、G20首脳会議のため来日する中国の習近平国家主席と首脳会談を予定している。

 一方、日本政府は大規模デモの行方は憂慮しており、外務省が11日付で在留邦人や香港への渡航予定者に注意を喚起。「不測の事態に巻き込まれないよう、自らの安全を確保するよう努めてください」と呼び掛けた。 

最終更新:6/13(木) 13:55
時事通信

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事