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善意育まれるシンガポール、10人中8人が「小さな親切」実行

6/13(木) 7:14配信

SankeiBiz

 シンガポールで“小さな親切”が定着している。バスの座席を高齢者に譲ったり、超高層ビルが集まる街角で道案内をしたりする国民の割合が、10人中8人に上ったとの調査結果が出た。地元大手英字紙ストレーツ・タイムズが伝えている。

 都市国家シンガポールは、旅行者には緑の楽園にも見えるがひしめき合う高層マンションの住民は息苦しさを感じたり、ビジネスライクな競争社会でそっけない人間関係になったりしがちな点も指摘されている。

 2100人を対象に行われた今回の調査では、シンガポール国民の79%が日常的に「小さな親切」を行っていることが分かった。

 小さな親切を行っていると答えた人のうち、90%が道を歩いていて他人とぶつかりそうになったら譲ると答え、88%が公共交通機関で席を他人に譲り、81%が道に迷った人には目的地の道順を親切に教えるという。

 調査を行ったシンガポールのボランティア社会貢献センターは、そうした意識や行動が慈善団体への寄付、ボランティア活動に参画する機運を生むものと期待を寄せる。責任者のメリッサ・キーさんは「シンガポール国民は、周囲のライバルを出し抜くことや競争力を持つことを常に意識する傾向があるが、今回の調査結果からは多くの善意が醸成されていることが分かった。シンガポールにも慈善、寄付の文化が育ちそうだ」と述べた。(シンガポール支局)

最終更新:6/13(木) 7:14
SankeiBiz

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