ここから本文です

1枚の写真が表情豊かにしゃべりだす。サムスンのAIが作る驚きのディープ・フェイク技術

6/13(木) 7:11配信

ギズモード・ジャパン

単なる口パクではなく、超リアルに動きます。

今の人工知能技術は、人の声を解析して任意のセリフをオバマ元大統領に喋らせたり、可愛い赤ちゃんの顔をイーロン・マスクにすげ替え不気味の谷のズンドコに突き落としたりと、思い付くことは何でも簡単に出来てしまう時代になりました。

【記事の全画像】1枚の写真が表情豊かにしゃべりだす。サムスンのAIが作る驚きのディープ・フェイク技術

たとえば教育目的で美術館がサルヴァドール・ダリを復活させたり、ネットやアプリ内で動くアバターを生成などという無害で素晴らしいディープ・フェイクもありますが……悪意があれば偽ポルノ映像を作って誰かに嫌がらせをすることも可能だったりして、光と闇が強い技術かと思われます。

ディープ・フェイクをお手軽に作れるという研究

この度、モスクワにあるSamsung(サムスン)の AIセンターに勤める科学者たちと、スコルコボ研究所がディープ・フェイクに関する報告書「Few-Shot Adversarial Learning of Realistic Neural Talking Head Models」を発表しました。これはたった数枚の写真(または絵画)に写った顔を、仮想的に喋らせるというものです。

科学者たちは昨年、機械学習を利用して超絶リアルな誰かの映像を生成するなど、何通りもの新しい方法でディープ・フェイクを生み出してきました。ですがまだ、そうした映像を作るために重要な前提条件がひとつあります。それはAIに学習させるべく、フェイク映像を生成したい人物の資料を、リアルにしたければしたいほど大量に集めないといけない、ということなんです。

学習素材を集める苦労

もちろん、これはもしオープンソースの画像収集ソフトや、モデルにしたい人物がネット上に充分な量の写真や映像を投稿していれば、大量の資料を集めることは不可能ではありません。しかしそれらはまだお手軽な作業ではありませんし、何より偽ポルノを作るときなどは、被害者になるかもしれない人たちが、どれほど自らが悪用可能なデータをシェアしているか注意深くなるようになりました。

ですがこの新システムは、結構な時間を費やすことが必須だった、資料集めの作業から開放してくれるのです。

1/2ページ

最終更新:6/13(木) 7:11
ギズモード・ジャパン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事