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【特集】“死刑囚の息子“がつぶやく理由 和歌山カレー毒物混入事件から21年

6/13(木) 15:37配信

MBSニュース

21年前に起きた和歌山カレー毒物混入事件。10年前に死刑が確定した林眞須美死刑囚の長男が今、インターネットのツイッターを通じて情報を発信しています。「死刑囚の子」として葛藤の日々を送ってきた長男はどういう思いで何を語っているのでしょうか。

母親からの手紙を掲載

ツイッターのアカウント名は「和歌山カレー事件 長男」とされ、紹介画面には本人であることを証明するためか戸籍謄本が貼られています。このアカウントは今年4月に開設され、今年6月上旬時点のフォロワー数は約8000人。母親である林眞須美死刑囚からの手紙などがアップされています。

「母親との交流、過去資料等を日々お伝えしていきます」(ツイッターより)

事件発生当時10歳だった少年は31歳となり、和歌山市内の運送会社に勤めています。

Q.(男の子が写る)このプロフィール写真は?
「家族で七五三に行ったときの(写真)。袴の脱ぎ方がわからなくてトイレでおしっこをもらしてしまうエピソードがあって。きれいに残っているこの写真が僕として気に入っていて、この頃の自分からは想像もできないような未来にはなっているんですけど」(林眞須美死刑囚の長男)

「カエルの子はカエル」と言われ

1998年7月25日。和歌山市でカレーを食べた住民が次々に倒れ、小学生の男の子や女子高生ら4人が死亡しました。当初は青酸化合物が混入されたとみられていましたが、後に猛毒のヒ素が入れられていたことが判明しました。林眞須美死刑囚には4人の子どもがいますが、この年の夏を境にその人生が一変してしまいました。事件後、長男はきょうだいとともに児童養護施設に預けられました。

「職員の方が『やっぱりカエルの子はカエルだな』と、そういうふうに言われたのが記憶に残っていますね。あだ名が『ポイズン(毒)』だったり」(林眞須美死刑囚の長男)

4年後の2002年12月、一審の和歌山地裁は母親に死刑判決を言い渡しました。母親はその後も「全くかかわりがない」と完全否認しましたが、長男が21歳の時(2009年)に死刑判決が確定。最高裁は決め手となった証拠として、自宅から見つかったヒ素とカレー鍋のヒ素の成分の特徴が同じで、眞須美死刑囚の頭髪から高濃度のヒ素が検出されたことなどを挙げました。一方、最大の謎とされた事件の動機については確定判決でも不明とされました。

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最終更新:6/13(木) 15:37
MBSニュース

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