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20代にも急増中…慢性的な目の痛み、急激な頭痛の気になる正体

6/13(木) 17:20配信

テレ東プラス

今回「テレ東プラス」に寄せられたのは、もの忘れの症状を心配する30代の方からの質問です。早速、上山博康医師にお聞きしましょう!

Q:20代の男性です。仕事でデスクワークが多く、慢性的な目の奥の痛みや、急激な頭痛に悩んでいます。若年者でも脳卒中などのリスクはあると思いますが、要因の一つに「脳動脈解離」という症状があると聞きました。この「脳動脈解離」とはどんな状態なのでしょうか。また見分けるポイントがあれば教えて下さい。

――脳動脈解離とはどんな病気ですか。20代でもなることがあるのでしょうか。

「脳動脈解離は3層構造になっている血管の一番内側の壁が裂けて、そこに血液が流れ込んでいる状態です。脳に血液を送る動脈には内頚動脈と椎骨動脈という左右計4本の血管がありますが、脳動脈解離はほとんどの場合、椎骨動脈に起こります。統計的には40~50代の男性の右側に多く発症する病気です。

大動脈に起こる解離(大動脈解離)の主な原因は高血圧ですが、脳の血管の解離ではそのほかに外傷との関係が指摘されています。これは椎骨動脈が頚椎の骨の中を通っている血管のため、首の伸展などによって比較的引っ張られやすいから。事故などによる直接的な外傷以外にも、首の過伸展(過度に頭を後ろに反らす)で解離するという説もあります。ただし、動脈硬化がベースになるので、10代や20代の若い年齢層ではめったに起こることはありません」

―― 相談者は若い年齢層ですので、脳動脈解離の可能性は低いと考えていいのでしょうか。

「この方の場合、解離痛というものがあると知って心配になったのでしょう。脳動脈解離の可能性は低いですが、脳動脈瘤(こぶ)によって目の奥の痛みや頭痛があることは考えられます。頭蓋底(頭蓋骨の底部で脳を支えている部分。顔面の中心部あたり)には三叉神経の枝がありますが、頭蓋内の広い範囲に血流を供給する血管(内頚動脈)が広がったり、脳動脈瘤が大きくなったりすると、神経を刺激して痛みが生じることがあります。頭痛を訴える人に動脈瘤が見つかるのは珍しいことではないので、疑うならば脳動脈瘤ですが、20代であればほとんどの場合、緊張型頭痛や片頭痛と考えていいでしょう」

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最終更新:6/13(木) 17:20
テレ東プラス

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