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ヘルス&ビューティー市場活性化へ「未病」をテーマに、伊藤忠食品

6/13(木) 17:20配信

日本食糧新聞

伊藤忠食品はヘルス&ビューティー事業の今期重点戦略として、新機軸のマーチャンダイジングを相次ぎ投入する。「未病」をテーマにスパイス&ハーブの売場活性化を訴求するほか、美容系成分を手軽に効率よく摂取できるショットドリンクなど、新たなカテゴリーの育成にも注力。食品以外の他業種や知見者との連携によるトレンド発信なども仕掛け、伸長を続ける国内ヘルス&ビューティー市場のさらなる活性化を後押ししていく。

同社は競合との差別化戦略としてヘルス&ビューティー分野のマーチャンダイジング強化をかねて推進し、これまでもオーガニック&ナチュラル商品をベースに、美容系オイルの「食べるコスメオイル」、高タンパク質を切り口にした「アスレチックフード」などで新たな売場を創出した実績を持つ。

今期の組織再編を機に、2019年度は(1)スーパーやネットなど注力得意先への売場拡大・商品提案強化(2)他業種、知見者との連携強化による市場拡大--の基本戦略を明確化。それを支える新機軸のマーチャンダイジングとして「スパイス&ハーブ」「ボタニカルショット」「BioSAKE」(オーガニックの日本酒)の3カテゴリーを選定した。

このうちスパイス&ハーブは「美容や薬効などの側面から調達したアイテムを市場へ提案し、ナショナルブランド主体の売場に変化をつける」(同社)と重点テーマを示す。スパイス&ハーブはワサビやコショウなどの定番品ばかりが目的買いされる傾向が強く、売場も変化に欠けるのが実情だ。一方、昨今は花椒などの目新しいスパイスによって「マー活」が大きなブームになるなど、仕掛け次第では爆発力を秘めたカテゴリーともいえる。

同社ではそうした市場の現状に着目し、アンチエイジングなど多様な効果を持つ最新注目スパイスのほか、薬ではなく普段の食事から病気予防できる「和漢洋ハーブ」といった新たなジャンルの提案に力を入れる。スパイスコーディネーターや漢方養生指導士などの専門家とも連携し、レシピ開発やトレンド発信を通じて既存売場の活性化を提案していく考え。

ショットでは「ボタニカルショット」に注目。ターメリックやジンジャー、スピルリナなどの美容・栄養系成分を凝縮し、仕事やスポーツの合間に手軽に飲める50ml程度の小容量ドリンクを提案。すでに米国では女性層を中心にブームを呼んでおり、日本でもエナジードリンクに続く新たなカテゴリーとすべく提案を強化する方針だ。

国内のヘルス&ビューティー市場は健康や美容意識の高まりを受け、年々伸長を続けている。チェーン小売業もオーガニックやビオに特化した業態を開発するなど取組みが加速。健康意識の高い客層を取り込もうとする動きが本格化しており、伊藤忠食品はそうした市場の動きに対応を強めていく。

日本食糧新聞社

最終更新:6/13(木) 17:20
日本食糧新聞

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