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「スピードで相手をやっつけていこう」/日本大学 #22 飯尾文哉(洛南高校出身)第59回関東大学バスケットボール新人戦

6/13(木) 16:50配信

バスケットボールスピリッツ

リバウンドからそのままブレイクを出せるのが持ち味

「あっぶねぇー」

5-8位決定戦での青山学院大学戦は、72-70と逆転勝利を飾った。第4クォーター残り21.8秒。日本大学のルーキー、飯尾文哉がファーストシュートを外すも、自らオフェンスリバウンドを獲ってゴールをねじ込み、71-70と逆転する。続くディフェンスでも飯尾がパスカットして、青山学院大学の攻撃を阻止した。しかし、直後に痛恨のターンオーバーを犯す。ジェットコースターのような20秒間はルーキーズ・トーナメント(第59回関東大学バスケットボール新人戦)らしい戦いとなる。最後は、自らのミスを帳消しにするように、飯尾のスティールで反撃の芽を潰す。勝利を勝ち獲ったあと、ついつい漏れたのが冒頭の言葉だった。

日々成長が見られたルーキーズ・トーナメント──彼らのカレッジバスケはこれからだ!

スタッツが公表された3回戦以降、いずれも二桁得点の活躍を見せた飯尾。拓殖大学戦は22点、59-100の完敗を喫した準々決勝の専修大学戦でもひとり気を吐き、13点を挙げている。「自分は速い展開に持って行くのが得意なので、スピードで相手をやっつけていこうと思っていました」と長所を生かし、新しいステージで活躍しはじめている。

ガードの飯尾がリバウンドに絡んでいることも大きい。逆転勝利を呼び込んだ青山学院大学戦は8本、3回戦の拓殖大学戦では13本を奪ってダブルダブルをマークしている。「リバウンドを獲ってからそのままブレイクが出せるのが自分の持ち味です。そこへの意識は結構あります」と自信を見せた。

早めの引退で準備期間が長かった分、リードしているとポジティブに捉える

飯尾の出身校である洛南高校は、ウインターカップ京都予選で東山高校に敗れ、ライバルたちよりも少し早い引退となった。悔しい気持ちよりも、すでに大学進学を決めていたことをポジティブに捉えている。

「大学までの準備期間が長かった分、自分の方がリードしていると思っています。このトーナメントでも結果を残していきたいと思っていました」

上級生も出場した春のトーナメント(第68回関東大学バスケットボール選手権大会)でもプレータイムを与えられ、「自分の持ち味を少しは出せたと思います」と手応えを感じている。一方で、「まだまだ改善しなければいけない点の方が多かったです」とやるべきことも明確になった。

大学では新たにポイントガードを担いながら、シューティングガードとしての得点力を兼ね備えたコンボガードを目指す。しかし、課題は「シュート力」。常に二桁得点を挙げた飯尾だが、アウトサイドシュートの確率は低い。たまに3Pシュートを決めることもあったが、フィールドゴール成功率は35%だった。

「自分はシュートがあまり得意ではなく、大学バスケでは絶対にアウトサイドのシュート力が必要になってきます」というとおりノーマークでシュートを打てていたが、サッパリ入らない。逆に言えば、これを克服できれば飯尾にとって、日本大学にとっても大きな武器になる。アウトサイドシュートが入っていれば、もっと楽な展開で勝つこともできていた。

夏に努力すれば、必ず今後につながっていく。バスケも、勉強も、恋も(?)、欲張ってがんばれルーキーズ。

バスケットボールスピリッツ編集部

最終更新:6/13(木) 16:50
バスケットボールスピリッツ

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