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アマゾン、ブロックチェーンでトップ企業を魅了する──ネスレ、アクセンチュアの次はソニー・ミュージック

6/13(木) 18:21配信

CoinDesk Japan

食品・飲料の巨大企業

スイスに本社を置き、コーヒーや乳製品、ミネラルウォーター、チョコレートなど多くの食品を製造するネスレは、Amazon Managed Blockchainを活用する1社だ。

パタック氏はニューヨークのカンファレンスで、「(製品の)サプライチェーン上のすべての取引を記録するためのインフラを自前で持ちたいと考える企業はいないだろう」とした上で、複数のプレイヤーが参加できるブロックチェーンの有用性を強調し、多数のプレイヤーと取引を行うネスレの利用例を説明した。

同氏は、「サプライチェーンの99%を握っている企業ならば、中央集権型の仕組みで良いだろう。しかし、それぞれのプレイヤーがそれぞれで取引のコピーを持ち、何が起きたかを検証しようとする時、ハイパーレジャー・ファブリックのブロックチェーンがその役割を発揮するだろう」と話す。

世界最大級の小売企業のウォルマート(Walmart)やフランスのカルフール(Carrefour)などの欧米の大企業も同様に、ブロックチェーンを利用してサプライチェーンの透明性を高めることで、商品供給に関わるコストや時間の短縮を図っている。

今回のSMEによるAmazon Managed Blockchainの採用は、AWSにとって日本市場における象徴的なユースケースになった。クラウドサービスで世界シェア2位のマイクロソフトは、同社のブロックチェーン開発キット「アジュール・ブロックチェーン・ワークベンチ(Azure Blockchain Workbench)」で攻勢をかける。グーグル(Google)もまた、ブロックチェーン企業と提携して、グーグル・クラウド上でブロックチェーンフレームワークを提供する。

エンタープライズ・ブロックチェーンにおいても、世界の巨大デジタル・プラットフォーマーはその勢いをさらに強めそうだ。


文:佐藤茂|写真:Shutterstock

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最終更新:6/13(木) 18:21
CoinDesk Japan

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