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福山市所有ビル リノベ視野に検討 全面改修・解体費用の試算受け

6/13(木) 9:40配信

山陽新聞デジタル

 広島県福山市は、老朽化が進む市所有の複合ビル「エフピコRiM」(同市西町)の今後のあり方についての本格的な検討を始めた。全面改修に65億円、解体には30億円程度かかると試算。より費用の安い一部フロアの閉鎖や減築を伴うリノベーションでの再生を視野に入れて検討を進める。

 エフピコRiM(地上9階、地下2階延べ約7万平方メートル)は、1992年に「福山そごう」としてオープン。2000年に閉館後、02年に市が土地と建物を取得した。大型商業施設「福山ロッツ」が10年間営業した後、13年にRiMが開業し、店舗や公共関連施設、美術館などが入居している。

 建設から25年以上が経過し、老朽化が進行。中心市街地の活性化を進める市は、同ビルを拠点施設に位置づけ、周辺の魅力アップやにぎわい創出に向け、必要最小限の投資で実現可能な再生方法を探る。

 18年度、国の補助金を活用して建物の調査を実施。全体を改修する従来型施設一括整備案▽解体・売却案▽使用していないフロアなどを閉鎖して改修する閉鎖リノベーション案▽減築リノベーション案―の4パターンで概算費用を試算した。

 これによると一括整備には65億円以上が必要となる。解体・売却案では解体に30億円がかかると試算。土地の売却額は固定資産評価額に基づくと10~15億円程度になるものの、入居する市施設の移転費用などが必要との結果が出た。減築リノベは40億円、閉鎖リノベはそれ以下になるという。

 結果を踏まえ、市は本年度さらに詳細な調査を実施する。10日開かれた定例会見で枝広直幹市長は「本年度末までに方向性を出す」と説明した。

最終更新:6/14(金) 15:27
山陽新聞デジタル

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