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民間プール使い水泳授業 教員の負担、維持費削減 千葉市2小学校で効果検証

6/13(木) 11:17配信

千葉日報オンライン

 千葉市若葉区の市立源小学校で12日、近くの民間スイミングスクールを活用した水泳授業が始まった。教員の負担軽減や老朽化する学校プールの維持費削減を目的とした同市教委のモデル事業で、花見川区の市立花見川小学校でも9月から取り組む。千葉県内で同スクールに委託して水泳授業を行うのは佐倉市に続いて2市目。千葉市教委は2校での効果を検証し、来年度以降、他の小学校に拡大するか検討する。

 同市内の小学校のプールは築30年以上を経過した施設が多く、平均して1プールあたりの維持費は修繕や点検で年間約150万円が必要。大規模改修の場合は約1400万円かかる。教員は水泳指導だけではなく、水質管理などの負担もあり、学校の屋外プールでは限られた期間と天候時にしか授業ができないなどの問題があった。

 そこで市教委は、屋内プールがあり専門の指導員もいる民間スイミングスクールに着目。老朽化で3年以内にプールの大規模改修が必要で、民間スイミングスクールが近くにある源、花見川両小学校を対象に水泳授業を委託するモデル事業を行うことにした。

 源小(実施時期6~9月)は学校から送迎バスで約10分の距離にあるスポーツクラブ「セントラルウェルネスクラブ長沼」で実施。初日の12日は3年生以上の140人が参加し、室内温水プールで指導員が泳ぎを伝授した。息継ぎの方法などを教わった6年の鶴岡由一郎君(11)は「優しく教えてくれて分かりやすかった」と笑顔で話した。

 源小では今朝の気温が19度だったため、従来なら学校での水泳授業は中止。竹下高代教頭(52)は「6月は寒くて泳力を伸ばせないが、計画的に学習を進められる」とモデル事業を歓迎した。教員の負担が減り、他の学習の準備に時間を使える長所もあるとした。

 花見川小は9月から、徒歩5分で通える同「花見川スイミングクラブ」で水泳授業を開始。両校とも授業は1シーズン各学年5回(1回約70分)で、必ず教員が付き添う。委託費は計約400万円。

 市は、児童の泳力向上なども含め効果を検証する。熊谷俊人市長は「千葉市は学校が多いので今後どのくらい実施可能か見極めたい」と述べた。

最終更新:6/13(木) 11:37
千葉日報オンライン

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