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ViViの自民党キャンペーン「#自民党2019」は、読者への裏切りではないのか。 元編集スタッフが感じたモヤモヤ。

6/13(木) 16:47配信

ハフポスト日本版

講談社の女性向けファッション誌『ViVi』のオンライン版が、自民党のPR企画を掲載したことが「権力におもねっているのでは?」などとして大きな話題となった。講談社は、「政治的な背景や意図はまったくない」とコメント。

【ツイート集】軍地彩弓さんが感じた違和感に関する一連のツイート

10年以上『ViVi』編集部にライターとして在籍したことのあるファッション編集者の軍地彩弓さんはこれに対して「読者や社会に対して、きちんと説明責任を果たせていない」と指摘する。

軍地さんが今回の件で感じた「違和感」をハフポスト日本版に寄稿した。

『ViVi』が自民党とタイアップ?

朝起きると「『ViVi』が自民党とタイアップ」という記事が目に入ってきた。瞬間、何かの間違いじゃないかと思った。『ViVi』と自民党があまりにかけ離れていて、モデルたちの笑顔と自民党とのむすびつきに、違和感があったからだ。

私は1988年から2004年まで『ViVi』編集部にフリーランスのファッションライターとして在籍し、表紙や巻頭ページをはじめとしたファッションページを担当していた。

『ViVi』は『JJ』『CanCam』に代表される“赤文字雑誌”の三番手としてスタートした。講談社は後のりがうまい会社だ。『MORE』が出ると『with』、『POPEYE』が出たら『Hot-Dog PRESS』、『FOCUS』が出たら『FRIDAY』。そういうある種のうまさがあって、プライドよりも実を取る、いい意味で節操がない、そんな社風も嫌いではなかった。

当時から会社に掲げてあるモットーがあった。「おもしろくて、ためになる」。フリー編集者として今でもこの言葉を心に刻んでいる。
さて、今回の問題。私が感じた気持ち悪さとはなんだったのか。

以下、私のTwitterから。
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私が作りたかったViVijは、女のこがファッションで自己主張して、いろんなことに関心を持って、人生の一番輝かしい季節を楽しむ雑誌。”社会のことを考えよう”、”動物保護”とか”権利平等”とか語るのはいいけど、政党支持に繋がることは絶対違う。
まして、政党からお金をもらって記事を作るなんて、

昨日からの反響に驚いているのですが、私が言いたいことを補足すると、
1、ファション雑誌が政治について語ることは大賛成。
2、しかし、今回のような一見「みんなで社会問題について語ろう」というキャンペーンに、「#自民党2019 」とあって、よくみると自民党のタイアップだった 
3,#PR と書いてあるということは自民党から一定の広告料金が支払われている
4、参院選前のこの時期に、読者にバイアスをかけてしまうこと
5、ファッション雑誌もメディアとしての矜持を持つべき
6,いち政党の「若者を取り込んでおけ」的な流れに利用されている
7、しかもモデルを使って
8、モデルたちはこのことを自覚しているのだろうか?
9、政治をファッション雑誌が語るなら、もっとかっこいいやり方があったはず
10,編集者も悩んだと思うけど、それを通してしまう会社のゴリ押し感が見え隠れする

です。
私自身、アンチではないけどこのやり方で自民党を嫌いになりそう。以上。
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最終更新:6/13(木) 17:21
ハフポスト日本版

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