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トラックで配達された金委員長の弔花…「弔問団訪れず残念」

6/13(木) 7:48配信

ハンギョレ新聞

チョン・ウィヨン室長とパク・チウォン議員が遺族らに伝達 「金与正副部長が、南北関係の改善における李姫鎬女史の功労を  高く評価するという金正恩委員長の哀悼の意を伝えた」

 「故李姫鎬(イ・ヒホ)女史を追慕して」

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が平壌(ピョンヤン)から送った弔花が、12日午後6時56分、李姫鎬・金大中平和センター理事長の葬儀場が設けられたソウル新村(シンチョン)のセブランス病院に到着した。白い菊の花が円形に置かれた高さ2メートルほどの弔花には、黒い謹弔リボンが付けられていた。形が乱れないよう、白い無振動のトラックに仰向けの状態で運搬された。弔花が李理事長の遺影の右側に置かれた直後、赤い表紙の弔意文を右手に持ったチョン・ウィヨン大統領府国家安保室長が、パク・チウォン金大中平和センター副理事長(民主平和党議員)と共に入ってきた。

 チョン室長は遺族らに「昨日、北朝鮮から責任ある当局者が弔花を送りたいという要請があり、私やソ・ホ統一部次官、パク副理事長が代表で受け取った。金与正(キム・ヨジョン)北朝鮮労働党第1副部長が、金正恩国務委員長の特別な哀悼の意とともに弔花を手渡した」と説明した。パク副理事長は李理事長の遺影に挨拶し、「李姫鎬女史のご遺族様」で始まる弔意文を読み上げた。彼が弔意文を読む間、一言も聞き逃すまいとしているかのように、葬儀場の中には緊張感と静寂が漂っていた。金委員長の署名が入った弔意文は、李理事長の遺影の前に置かれた。

 パク副理事長は記者団に、弔花を受け取った過程について詳しく説明した。彼は「統一閣に到着すると、玄関に金与正第1副部長が待っており、リ・ヒョン統一戦線部室長が同席した」とし、「金副部長が『李姫鎬女史の死去に対する追悼の意を表すると共に、南北関係改善に対する功労を高く評価し、金正恩委員長の哀悼の意を遺族と葬儀委に伝える』と述べた」と伝えた。

 パク副理事長はまた「金副部長は特別なことは言わず、私が『今回、李女史の逝去に(北朝鮮の)弔問使節団が来るのを期待していたが、非常に残念だ』と話したことに対し、金副部長は返事の代わりに、軽く笑みを浮かべた」と述べた。彼は「(金副部長は)いつにも増して今回が最も元気そうで、顔色がとても良かった」と付け加えた。面会は15分にわたって行なわれ、金副部長は統一閣に到着してから25分後に帰った。

 これに先立ち同日、北朝鮮が弔問団を送らない方針であることが伝わると、葬儀場では残念がる人が多かった。金大中元大統領の三男、キム・ホンゴル民族和解協力汎国民協議会代表常任議長は、弔問に来たチョン・ヘソン元統一部次官に「北朝鮮(の弔問団)が来ると思っていたのに、残念だ。彼らにとってもいい機会なのに」と言うと、チョン元次官も「残念だ」と答えた。

ソ・ヨンジ、ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:6/13(木) 8:54
ハンギョレ新聞

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