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JALのA350初号機、羽田に到着 赤坂社長「自信持って提供できる」

6/14(金) 13:09配信

Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)のエアバスA350 XWBの初号機(A350-900、登録記号JA01XJ)が6月14日朝、羽田空港に到着した。JALは日本の航空会社として、A350を初めて導入する。羽田空港のJAL格納庫に到着した初号機を、赤坂祐二社長をはじめ多くの社員が赤いTシャツを着用して出迎えた。

◆14日朝に羽田着

 現地時間13日に、機体の引き渡し場所となった仏トゥールーズから羽田へ向かったフェリーフライト(回航便)のJL8102便は、午後0時35分に出発し、同47分に離陸した。14日午前7時46分に羽田空港のB滑走路(RWY22)に着陸し、格納庫前の211番スポット(駐機場)には同56分に到着した。

 格納庫では赤坂社長や、安全統括管理者の進俊則取締役らがA350の到着を出迎えたほか、JALの社員が赤いTシャツを着用し、横断幕を掲出して歓迎した。

 JL8102便はJALの宮下篤機長と仲本大介機長のほか、エアバスのパイロット2人が乗務。このほか植木義晴会長らJALの関係者13人が搭乗した。到着機からはパイロット出身の植木会長がログブック(航空日誌)を持って降機し、整備士出身の赤坂社長に手渡した。

◆赤坂社長、植木会長からログブック

 A350を目の当たりにした赤坂社長は「心待ちにしていた。安全性や整備性で優れた機能を持っている」と述べ、「自信を持って提供できる」と9月の就航に向け気を引き締めた。

 赤坂社長は、植木会長から紙製のログブックを受け取った。ログブックは運航や整備履歴などを記録するもので、A350では紙製のログブックは使用せず、電子化したものを導入する。整備士出身の赤坂社長は「ログブックとはこれまで、何十年も付き合ってきた。(A350のログブックを手にして)感慨深い」と語った。

 植木会長は、社長時代の2013年にA350を発注。初号機の出発までに、機内や機体を見ないように努めていたという。一方でほかの役員が植木会長に対し、事前情報など「余計なこと」(植木会長)を伝えていたようで、「楽しみにしているから言わないでほしかった」と笑いながら述べた。

 機内は20日に公開する。植木会長は「中央座席の荷物入れ(ハットラック)に新しい仕掛けをしてある」と“ヒント”を出した。

◆3号機まで特別塗装

 JALは2013年10月7日に、ボーイング777型機の後継機として、A350を最大56機導入すると発表。確定発注は標準型のA350-900が18機、長胴型のA350-1000が13機の計31機で、このほかにオプション(仮発注)で25機購入する契約を結んだ。A350-900は主に国内線用777-200の、A350-1000は長距離国際線用777-300ERの後継となる。初号機は11日付で受領した。

 最初に導入するA350-900は、初号機から3号機までが特別塗装機。機体後部にA350のロゴを大きく描き、初号機は“挑戦”を示す「レッド」、2号機(JA02XJ)は“革新”の「シルバー」、3号機(JA03XJ)は“エコ”の「グリーン」を採用した。翼端はいずれもJALのシンボルカラーである赤を配した。エンジンは英ロールス・ロイス製トレントXWBを搭載する。JALがロールス・ロイス製のジェット機用エンジンを導入するのも初となった。

 就航は9月1日で、羽田-福岡線に投入する。就航前にはレッドの初号機のほか、シルバーの2号機とグリーンの3号機もそろう見通し。

Yusuke KOHASE

最終更新:6/18(火) 16:25
Aviation Wire

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