ここから本文です

仕事は住みたい場所で、技術革新が生む一体感  テレワーク「当たり前」で、みんな幸せ(2)

6/14(金) 16:32配信

47NEWS

 テレワークには在宅勤務のほか、地方などに「サテライトオフィス」を開設する形もある。通信設備を整え、本社と同様の仕事ができるようにする仕組みだ。在宅では身が入らないという社員もいる。その場合、サテライトオフィスは有力な選択肢だ。積極的に取り組む会社の一つ、システム開発のダンクソフト(東京)を取材した。

 ▽徳島で子育てしながら働きたい

 プログラマーの竹内祐介さん(40)は徳島市のサテライトオフィスで働く。オフィスはマンションの建物の上層階にあった。

 中に入るとモニターがあり東京本社の中が映っていた。一日中この状態で、本社側では逆に徳島オフィスの様子が見られる。「これを初めて見る方は監視されているみたいで窮屈じゃない?と言われますが、一切そんな感覚はなく、むしろこれを付けていないと寂しくなります」。現在、ここで働くのは竹内さん1人だが、ネットで各地のオフィスがバーチャルにつながれ一体感が生まれる。地方に在住しながら東京オフィスと同様の働き方ができる工夫の一つといえる。

 竹内さんは徳島市出身。東京の大学に行った後、地元IT企業にUターン就職した。しかし同社の経営方針が変わった影響で10年目にして突然の東京転勤を命じられた。それが子どもが生まれるタイミングと重なった。

 「もうずっと一生東京ということでした」。東京のこともよく分かっている竹内さんは「満員電車にベビーカーを乗せるのかと考えたときに、やっぱり徳島の方がいいなと思いました。困った時は親に頼れるし、子どもの顔を親にも見せられる」。思い切って退社。しかし、地元の転職先を探すと、びっくりするくらい仕事がなかった。

 「精神的に苦しくなりました」。そんなときに徳島県内でサテライトオフィスの実証実験をしていたダンクソフトに出合った。「離れていても一緒に働けるということに感銘を受けました。社長に面接をしてもらい『徳島にいたままで働きたい』とお願いしました」。同社は竹内さんを入社させ、市内にオフィスをつくった。

1/3ページ

最終更新:6/14(金) 16:32
47NEWS

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事