ここから本文です

「ハミルトンは上手くペナルティを出させた」F1王者ジャック・ビルヌーブ、ベッテルへの裁定に皮肉

6/14(金) 12:14配信

motorsport.com 日本版

 F1第7戦カナダGPは物議を醸す結果に終わった。首位を走るセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)のコースオフから復帰する動きが安全でなかったとして、5秒のタイム加算ペナルティが科され、優勝を逃したためだ。

フランスGPの持ち込みタイヤが公表。3強の選択はほぼ同じに

 この裁定にベッテルは激しく憤り、怒りを爆発させた。またSNS上では元F1ドライバーなど、レーシングドライバー/ライダーからもスチュワードへの批判などを含む、様々な反応があった。

 1997年のF1王者であるジャック・ビルヌーブは、ペナルティを科されたベッテルの動きは、意図的なものではなかったと見ているようだ。彼はダニエル・リカルド(ルノー)のバルテリ・ボッタス(メルセデス)に対するディフェンスこそ、スチュワードが考慮すべきものだと考えているという。

「ベッテルのペナルティには驚かされてはいない。なぜなら、起こったことと反対の結果になることはしばしばあるからだ」とビルヌーブはmotorsport.comに語った。

「一方で、直線でのリカルドの動きはペナルティを出すべきものだったが、彼はそれを受けなかった。これもまたしばしばあることだ」

「とにかく、F1にとっては悪いことだ。レースを破壊してしまったんだから。ただ、“ああ! 違うやつが勝つはずだったのに”ということではない。もしベッテルが、リカルドがストレートでやったような汚いことや良くない何かをしていたら、それはペナルティを出すべきだろう。それによってまた別の形でルイスの勝利となっていたとしても、問題はなかったはずだ」

 なおリカルドによるブロックを受けたボッタスは、リカルドの動きは“限界スレスレ”だったとも述べていたが、最終的には“良いバトルだった”と語っている。

 また、ビルヌーブはハミルトンがベッテルにペナルティを科すように”上手くやった”と主張している。

「これはレースではない。意図的な動きと、コーナーを突っ切って横向きでコースに戻ってくる動きの間には違いがあるはずだ」と、ビルヌーブは言う。

「後方のドライバーは何が起こっているのか分かっているはずで、ルイスはベッテルがどこへ行くのかを認識していたはずだからだ。彼(ベッテル)はもっとアグレッシブにトラックを横切っていたかもしれないが、それはしなかった」

「彼らにレースをさせるのは問題じゃない。“レースをさせる”というのは汚いことやバカなことをやるということを意味しているからだ。ただ他のドライバーを意図的に危険に晒すことは絶対にするべきではない。そういうことだ」

「だが、シケインを横切っていたとき、できるだけアクセルを戻すだろう。それでさえ他のドライバーのリスクになるかもしれないが、後ろにいるドライバーが“あいつは芝に乗ったから、多分横向きに出てくるはずだ。潰されるかもしれない……OK、イン側に行こう”と考えると分かっているからだ。で、どうだったかは知ってるだろう?」

「ルイスは正しいことをした。彼は見事にベッテルにペナルティを科してみせた。彼はああいったことがかなり得意だよね!」

Adam Cooper

最終更新:6/14(金) 12:33
motorsport.com 日本版

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事