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今年も富士24時間レースに参戦した脇阪寿一「速く走ることに向き合い続けた」|スーパー耐久

6/14(金) 18:44配信

motorsport.com 日本版

 富士スピードウェイで今年も開催された「SUPER TEC富士24時間レース」に#10 IDI GOLF GTI TCRから参戦した脇阪寿一。クラス優勝に手が届かず悔しさが残るレースとなったが、それでも自身が担当したスティントを通して「どうすればクルマを速く走らせられるか?」という部分に没頭できたレースだったと語った。

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 脇阪は“もっといいクルマ作りのために”と、2年前からスーパー耐久の富士ラウンドのみ10号車Adenauの助っ人としてエントリーしており、今年もレギュラードライバーのフィリップ・デベザ、密山祥吾とともに富士24時間レースに参戦。さらにスーパーGT(GT300)や全日本F3(F3-N)などで活躍経験のあるジェイク・パーソンズも加わり4人体制で臨んだ。

 チームは夜間走行の際に他車から外れたホイールがフロントバンパーにぶつかるハプニングがあったものの、それ以外は大きなトラブルなく着々と周回を重ねた。

 脇阪もスタートスティントをはじめ、昼夜に渡ってチームに貢献。チームはST-TCRクラス2位表彰台を獲得した。

 レースを終えた脇阪は、久しぶりに長時間に渡って自身のドライビングと向き合うレースだったと、どこか充実した表情をみせた。

「第一線を引退して、今は86レースには出ていますけど10周くらいのレースです。でも今回の富士24時間の中で(トータルで)約6時間も走らせてもらって、その間に『このクルマをどう走らせたら速くなるのか?』ということに向き合いました」

「そういう“速く走らせること”と向き合うというのは、スーパーGTとか現役時代は当たり前にやってきたことですが、最近はやっていなかったことです。それをこの富士24時間のレース中にずっとやらせてもらえた環境には感謝したいです」

 また、今回の24時間レースを通してスーパー耐久でのジェントルマンドライバーのレベルアップも感じたという。

「我々のチームではフィリップ選手が非常に速かったですし、ちょっとしたコンディションの変化に対してアジャストしたことについても積極的に聞いてきました」

「参加型カテゴリーでのジェントルマンドライバーのレベルが向上していて、これが日本のモータースポーツの未来を見ているような気がして、ワクワクするところがありました」

「あとTCRの車両も、これだけで24時間走って何も壊れないというのは凄いなと、改めて思いましたね」

 昨年の富士24時間では、アクシデントにより途中リタイアとなった10号車だが、今年はクラス2位できっちり完走を果たした。

 脇阪は「十分にクラス優勝できた気がする」と悔しさを滲ませながらも、昨年とはまた違った24時間レースを経験できようだった。

「(10号車は)一昨年の富士10時間を優勝して、昨年の24時間はリタイアでした。今年はちゃんと完走して、すごく楽しかったけど……もうちょっと(24時間を通してのレースの)組み立ての部分だったり、勿体ないところがあったなと思いました」

「十分に勝てた気もするし、ST-Xクラスのすぐ後ろのポジション(総合4番手あたり)には行けたのではないかなと思います。そこはちょっと悔しいけども、全体的に楽しめた24時間レースでした」

吉田知弘

最終更新:6/14(金) 18:44
motorsport.com 日本版

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