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クローバーでウニ養殖 色鮮やか健康成分も増

6/14(金) 11:34配信

みなと新聞

 マメ科植物のクローバー(シロツメグサ)を餌に用いたウニの養殖技術を九州大学大学院農学研究院の栗田喜久助教授、宮城大学食産業学群の西川正純教授、片山亜優助教授が共同開発した。クローバーは年中どこでも栽培でき、身入りの良いウニを安定的に生産できる養殖飼料として期待を集めそうだ。

 研究はキタムラサキウニに2カ月間、クローバーを給餌。従来の餌のコンブと比較して身は同等に成長し、味に関わる成分も遜色ない値を示した。また、可食部の色彩はコンブのときに比べ鮮やかになり、血中の中性脂肪を下げる作用や皮膚の健康維持を助ける成分はコンブのときより豊富になった。

 この技術を利用すれば、餌となる海藻が大幅に不足する「磯焼け」海域の痩せたウニを肥育できる他、海藻のなくなる冬場でも商品価値の高いウニを生産する養殖飼料の開発が期待できる。栗田助教授は「ウニの駆除による磯焼け抑制と沿岸環境の回復、そして沿岸水産業の活性化につながることを期待している」と話す。

[みなと新聞2019年6月13日付の記事を再構成]

最終更新:6/14(金) 11:34
みなと新聞

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