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【ブラジル】4月の小売業績 15年以降最大のマイナス

6/14(金) 0:28配信

サンパウロ新聞

 ブラジル国内の小売業績の月次の伸びが2015年以降で最悪の結果を記録した。

 ブラジル地理統計院(IBGE)が12日に発表した商業月次調査によると、国内小売業界全体の19年4月の売上高は前の月に対して0.6%落ち込み、4月としては1.0%の落ち込みを記録した15年以降で最大のマイナスとなった。伯メディアが同日付で伝えた。

 今年3月から4月にかけての売り上げの落ち込みはIBGEが分類する小売8分野のうちの5分野で観測された。各分野の落ち込みは「ハイパー/スーパーマーケット・飲食料品・たばこ」が1.8%、「繊維・衣料品・履物」が5.5%、「医薬品・医療関係品・香水・化粧品」が0.7%、「個人用品・家庭用品・その他の物品」が0.4%、そして「オフィス用品・情報通信機器」が8.0%。これらとは逆に「家具・家電製品」は1.7%、「燃料・潤滑油」は0.3%、「書籍・新聞・雑誌・文房具」は4.3%、それぞれ前の月の売り上げを上回った。

 同調査の責任者であるイザベラ・ヌネス氏によると、昨年5月終盤に発生し全国の物流に大打撃を与えるなどしたトラック運転手らによる職務放棄以来「食料品の価格は上昇を示している」。そして、食料品価格の上昇に加えて、ブラジルは膨大な数の失業者と停滞し続けている労働市場を抱えている。ヌネス氏は「このような状況が、消費の原動力である所得総量の増加を妨げている」と話す。

 なお、IBGEによれば、自動車販売と建材販売を含む「広範囲小売」としてみた場合、今年4月の全国の小売売上高はほぼ前月並みだった。自動車および自動車部品の小売売上高は3月から4月にかけて0.2%伸びた。同様に建材は1.4%のプラスだった。

サンパウロ新聞

最終更新:6/14(金) 0:28
サンパウロ新聞

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