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「あえて偏見の世界に飛び込んだ」138cmの女優が教える、レッテルとの向き合い方

6/14(金) 12:01配信

新R25

目には見えない偏見にさらされている人がいます。

身長138cmの女優・笹野鈴々音(りりね)さんもそのひとり。「超未熟児で生まれたチビ女優」と名乗っているのですが、低身長であることを「病気だ」「障がいだ」と言われてしまうことも多いそうです。

彼女は、世間からの一方的な偏見に対して、どう向き合っているのでしょうか? 実際に彼女に会って話をきいてきました。

〈聞き手=ほしゆき〉

ほし:
笹野さんは138cmと背が小さいだけで、「障がいを持っている」というわけではないんですよね?

笹野さん:
そうなんですよ。障がいではなく、ただ超未熟児として生まれてきただけで。

アトムと同じ身長なんです、私!(笑)

ほし:
でも、まわりからは「障がいがある」という扱いを受けることが多いんですね…今日は答えられる範囲で構いませんので、いろいろお話をきかせていただきます。

いじめに対しても「今日はどこに隠してあるのかな~。お、今日はゴミ箱にはないぞ!」

ほし:
見た目で勘違いされてしまうことは昔から多かったんですか?

笹野さん:
そうですね。小学校の低学年までは通院しなければならず、あまり同級生のお友だちと一緒に遊ぶことができなかったんです。

そのせいか外見だけで判断されることが多くて、「気持ち悪い」とか「ゲテモノ」とか暴言を吐かれていました。

ほし:
ひどい…

笹野さん:
そのかわり、両親がよく演劇やミュージカルの舞台や美術館に連れていってくれたんです。

お友だちと遊ぶことができなかった私に、芸術の感性を養ってほしかったんだと思います。

その影響で中学生のころから劇団に入っていて、放課後に行く「稽古」が自分にとって本当の居場所だと思っていました。

ほし:
学校とは別の場所に自分の居場所を持っていたことが、救いだったんですね。

笹野さん:
そうです。だから学校でどんなにいじめられても、ふさぎ込んでしまうことはなかったです。

上履きを隠されても、「今日はどこに隠してあるのかな~。お、今日はゴミ箱にはないぞ!」くらいのテンションでした(笑)。

でも、学生時代に付き合っていた彼氏に、「りりぃのことを友達や親に紹介するのが怖い。大切な人たちから、自分を変に思われたくない」って言われたことがあって。

ほし:
はい…!? 大切な人たちからって、彼女も大切じゃないですか!

笹野さん:
私の男性を見る目もなかったんですけどね(笑)。

でも、大好きな人にそんなふうに思われていたなんてすごくショックで。自分と身近に関わる人が、そんなことを考えるんだと悲しくなりました。

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最終更新:6/14(金) 12:01
新R25

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