ここから本文です

パパから中学生の娘へ──332個めの弁当を作り終えた朝に綴る、父と娘の毎日弁当

6/14(金) 7:00配信

LEON.JP

娘の幼稚園時代に3年間毎日、小学校では月イチ、そして中学で毎日お弁当を作っているというパパがお弁当にこめる気持ちとは……。

「娘が幼稚園を卒業するまでの3年間、弁当は僕が作ることにするよ」

そんなひと言から始まった毎日の弁当作りですが、幼稚園3年間、小学校は給食だったので月に2、3度でしたが、中学に入ってからはまた復活。いま3年生の娘の中学入学以来332食目、幼稚園から数えると通算800食ほどの弁当を今朝、作り終えました。

当時は妻も仕事をしており、平日は同居してくれていた義母に面倒をおかけしていた毎日。もともと子供ができるまでも休日の料理は私が作っていたことや、これ以上義母にお願い出来ないという状況もありましたが、平日は娘にはほとんど会えないので弁当くらいしかコミュニケーション手段がないんじゃないかという思いと、なにより3年間作り続けられるかチャレンジするのは楽しそうだ、という直感から決めたことでした。

せっかく作るなら、と自らにハードルを課してみました。いわく、既製品、冷凍食品は使わない、既成の調味料(クックドゥみたいなもの)は使わない、前の晩の料理をそのままいれない、週内に同じ料理は入れない、弁当のあとの朝食は新たに作る、などなどです。

だいたいのハードルはいまもクリアしていますが、早々とギブアップしたのは「週内に同じ料理は入れない」。当時娘は人参がイマイチで、パプリカは食べさせたことがなく、そうなると「赤」はプチトマトくらいしかありません。お弁当の妙味は彩りにありますから、赤が使えないと華やかにならないと自分に言い聞かせ、まずプチトマトは週内無制限に。追って、場所を埋めるのに便利なブロッコリーも解禁としました。

とはいえ最初の頃は、松花堂弁当みたいなものを毎日つくってやろうと高揚した気分。楊枝にそら豆とハムを刺したり、炊き合わせを作ったりして、小さな小さな弁当箱(長さ10センチ程度)にごはんと10種類近いおかずを詰め込んで、悦に入っていたのです。

肉、魚、野菜のバランスにも注意し、赤黄緑白もきちんと配慮しました。ごはんはお握りにしたり、炊き込み、混ぜご飯にしたり、とずいぶん時間をかけて作りました。

ところが幼稚園入園から一か月ほど経った時のこと。妻が園長先生に呼び出され、こういわれたのです。

「お嬢さんのお弁当はお父様がお作りになっているようですが、お嬢さんの負担になっています。うちの昼休みは40分で、ほかのお子さんは10分程度で食べてから園庭で遊んでいるんですが、お嬢さんは40分間延々とお弁当に向かい合っています。もう少しお考えいただけないでしょうか」

1/3ページ

最終更新:6/14(金) 7:00
LEON.JP

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事