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子持ちシシャモ3割値上げも 禁漁で輸入9割減見込み

6/14(金) 17:46配信

みなと新聞

 子持ちシシャモが近く2~3割値上がりしそうだ。既に今月1日付で一部小売店を対象に値上げしたメーカーもあり、今後も来月にかけて値上げ要請が相次ぐ見通し。値上げ幅は2~3割前後とみられる。シシャモ主産地のアイスランドとノルウェー両国の今年の禁漁が背景。

 今年のアイスランド産シシャモ漁は禁漁となった。1~3月の事前調査でまとまった量の資源が確認できなかったため。アイスランド産は日本に輸入されるシシャモの6割近くを占める。アイスランド産に次いで多いノルウェー産も今年は禁漁のため、両国合わせて日本のシシャモ輸入量の9割前後が入ってこない計算だ。

 ある大手メーカーは「1日から一部小売店を対象に値上げした。上げ幅は15%前後。引き続き、その他の小売店とも値上げ交渉を進める」と話す。

 今後は今月末から盛漁期入りする第三の産地カナダの漁模様が注目される。カナダ漁は今月末~来月末がピークとされ、日本には10月からの輸入される見通し。別の大手メーカーは「カナダ産が日本に入ってこなければ、少なくとも(次のアイスランド産が輸入される可能性がある)来年5月まで手持ちの在庫でやりくりせざるを得ない。(小売店の)売り場を維持するは、価格を3割ぐらい上げなければ」と危機感を募らせている。

 2018年の日本のシシャモ輸入量は計2万1711トン。うちアイスランド産は、1万2459トンと全体の57%を占めた。ノルウェー産は6997トンで32%。これら上位2カ国で計9割を占めた。

 [みなと新聞2019年6月13日付の記事を再構成]

最終更新:6/14(金) 17:46
みなと新聞

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