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津田大介「ジェンダー平等を」芸術監督をつとめる「あいちトリエンナーレ」のポリシーとは?

6/14(金) 12:12配信

TOKYO FM+

脳科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMの番組「Dream HEART」。6月8日(土)放送のゲストは、8月1日(木)から開催される国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督に抜擢された、ジャーナリスト・津田大介さん。同芸術祭におけるポリシーなどについて伺いました。

【写真を見る】パーソナリティの茂木健一郎

津田さんは早稲田大学社会科学部を卒業後、メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門分野に執筆活動を行っています。近年は「地域の振興、社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるか」をテーマに精力的な取材を続ける一方で、早稲田大学文学学術院教授、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)の代表理事もつとめています。

アートの仕事なんて、したことないのに

茂木:「あいちトリエンナーレ2019」、これは注目のイベントですね!

津田:そうですね。地域創生的な文脈で、長い期間、いろんな街とアートイベントが一体化し、集客するイベントが注目されています。「あいちトリエンナーレ」は3年に1回やっていて、今回で4回目なんです。そのイベントの芸術監督というトップに、なぜか僕が選ばれてしまったという感じですね。

茂木:どういう経緯で芸術監督に選出されたんですか?

津田:「あいちトリエンナーレ」では、過去3回の芸術監督と、国際芸術祭に詳しい学者の方々が、7人の有識者会議を作っているんです。毎回、その有識者が“芸術監督には、この人がいいんじゃないか”という人を選出し、指名する形なんです。

茂木:事前の知らせは、なかったんですか?

津田:なかったんです! なので、ビックリしましたね。2017年の6月くらいに「あいちトリエンナーレ」推進室の室長さんからメールが来て、「あなたは『あいちトリエンナーレ2019』の芸術監督に選ばれました」って書いてあって。

茂木:決定事項だったんですね。

津田:心の準備があるので、事前に報告してほしいじゃないですか。何の心の準備もないですし、あまりにも門外漢で。僕、アートの仕事なんてしたことないですからね。そんな人間に、いきなり『芸術監督に選ばれました』ってメールが来たので、まあ驚きましたね。

女性中心の業界だと思っていた……

茂木:今回の「あいちトリエンナーレ」、津田さんが発表したあるポリシーで、大変な評判というか、論争が起こりました。一体、どういうポリシーを?

津田:2019年3月末に、現代美術のほぼ全ての作家を発表したんです。発表時に「参加する作家の男女比を半々にする」ということを発表しました。それは、アファーマティブ・アクションということでやったんですけれど……。

これは、日本語にすると“積極的な差別の是正措置”ということですね。特に男女差別は、この世の中で古くからある差別の最も大きなものの1つです。こういうものを改善していくときに、制度を変えていく。それをやることをアファーマティブ・アクションというふうに言ったりします。

茂木:これが、ネット上で大論争になりました。ということは、これまでアート界は、男女の間に意外と不均衡があったってことなんですか?

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最終更新:6/14(金) 12:12
TOKYO FM+

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